歌舞伎

『三升曲輪傘売』

⚫︎當る酉年 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 五代目中村雀右衛門襲名披露 #6

傘売り三すじの綱吉実は石川五右衛門…海老蔵さん
男伊達 五尺の九郎兵衛…九團次さん
男伊達 闇夜の市太郎…市蔵さん

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役者さんのまねきは例年通り南座に飾ってあって、先斗町歌舞練場には顔見世興行のまねきだけ。
ちょっと寂しいけど、場内や通りに掲げられている提灯が、いつもと違って顔見世特性。
これは今しか見られないものだから、テンションが上がりますね✨


創作の舞踊ですよ。
吉原で評判の、手品しながら売り歩く傘売りが石川五右衛門だと聞いて、捕まえに行くけれど、簡単にあしらわれてしまって…
という、まぁストーリーなんて設定だけだと思っていれば十分の、ビジュアルを楽しむ踊りです。

センターで海老蔵さんがひょいひょいと傘をあちこちから取り出しながら、両脇から捕まえようとする市蔵さんと九團次さんをいなしていきます。
その姿がね
すっごく力が抜けていて、楽しそうで。
今まで見てきた海老蔵さんの、美しいけれどどこか人間味の感じられない・力が入って硬いお芝居じゃなくて、すっごく柔らかい❗️
一回り大きく見えるような気がするなぁ😌

……と、感じていたんです。
感じていたのですが、視線はどちらかと言うと、両脇を見るのに忙しくて、センターの海老蔵さんは素通りしていました💧
両脇で花を添えている遊女役は、千壽さんと純弥改め折之助さん。
名題下のときからずっと応援している女形二人が…✨
かっわぃぃぃぃ❤️


***
【東西合同大歌舞伎】と銘打ってはあるものの、上方の役者さんが多いし、雀右衛門さんだっていまは東京が本拠だけど「京屋」さんだし、(一部・二部で)江戸歌舞伎の匂いはこの幕だけかと思っていたのですが…
ワタシの中ではこれも上方分類でしたね😅

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『廓文章』吉田屋

⚫︎當る酉年 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 五代目中村雀右衛門襲名披露 #5

藤屋伊左衛門…仁左衛門さん
扇屋夕霧…雀右衛門さん
吉田屋喜左衛門…彌十郎さん
太鼓持豊作…廣太郎くん
阿波の大尽…松之助さん
番頭清七…友右衛門さん
女房おきさ…秀太郎さん

ストーリーはこちら

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襲名披露で、劇中での口上もあるくらいなので、もちろん主役は夕霧役の雀右衛門さんです。
分かってますよ。
分かってますって。
でも、目が仁左衛門さんを追いかけてしまうのは、これはもうどうしようもないことなのです。

今回は特に吉田屋の女将おきさ役が秀太郎さんなので、もうなんか楽しそうに好き勝手に兄弟コントを見ているような😆
ケタケタ笑いながらほっこりしてました✨


***
吉田屋は、華やかで鮮やかで優しさに溢れていてハッピーエンド。
だからかな。
何度見ても途中でどうしても眠くなる。
身体も心も幸せでいっぱいになるからかな💡

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『菅原伝授手習鑑』車引

⚫︎當る酉年 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 五代目中村雀右衛門襲名披露 #4

梅王丸…鴈治郎さん
松王丸…愛之助さん
杉王丸…廣太郎くん
藤原時平…市蔵さん
桜丸…孝太郎さん

長い長いストーリー全体はこちらから
省略タイプはこちら

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今回の顔見世は3部制なので、(そうしないという座席数が少ないから興行が回らないんだろうね💧 チケット代もそれほど安くはなってないし💣)一旦カフェで興奮を冷まして…
で、三大義太夫の一つ…
さすが顔見世興行。 中身が濃いなぁ😅

ここでも上方の役者さんが並びますよ。
鴈治郎さん、孝太郎さん、愛之助さん。
あぁ、なんか、いいなぁ⤴︎
キャラがピッタリ。
梨園の言葉で言えば、「仁が合う」と言うのかな?
どっしりと構える梅王丸の鴈治郎さん
憂いを帯びた桜丸の孝太郎さん
勢いのある松王丸の愛之助さん
ステキ✨

20年後、これ見たんだよー贅沢でしょう! と自慢できるんだろうな。
いまから楽しみです♪

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『仮名手本忠臣蔵』道行旅路の嫁入

⚫︎當る酉年 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 五代目中村雀右衛門襲名披露 #3

戸無瀬…藤十郎さん
奴可内…鴈治郎さん
小浪…雀右衛門さん

舞踊ですが、忠臣蔵の長い長い物語のなかの一部なので、この舞踊のストーリーはこちらですが、暇があればその前後のストーリーも見てみてくださいな。

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実年齢61歳と84歳の男性が演じる、10代と、たぶん20代後半から30くらいの母娘…
これが、そう見えるのが歌舞伎の凄まじいところですよね‼️
ほんとに。

母娘といっても実子ではないから、どこか姉妹のようなキャピキャピ感と、恥じらいと、楽しさと、溢れる互いの優しさと…
敵討ちという重いストーリーのなかの、親子・夫婦の永遠の別れという哀しい場面の前の、華やかな舞踊。
素敵で見惚れてしまいます。


最後に襲名披露の口上がありました。
雀右衛門さんを披露するのはもちろん藤十郎さん。
最近の襲名ラッシュで、口上での藤十郎さんはいつも巻紙を読み上げ、お決まりの言葉以外を話されることはほぼなかったのですが…
今回は巻紙なしで、雀右衛門さんの紹介をたくさんして下さいました✨

藤十郎さんの踊りが見られて、声が聞けて、幸せだなぁ🙂

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『源平布引滝』実盛物語 九郎助住家の場

⚫︎當る酉年 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 五代目中村雀右衛門襲名披露 #2

斎藤別当実盛…愛之助さん
瀬尾十郎兼氏…亀鶴さん
百姓九郎助…松之助さん
葵御前…吉弥さん
小万…友右衛門さん

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平家が全盛を迎えようというとき。
源氏の家長は既に殺され、その一族は根絶やしにしようと狙われて…
未来の木曽義仲をお腹に宿した葵御前の周囲の人たちの、現代に生きる私たちにとっては哀しい物語。
でも、【忠義】に生きる時代の人たちにとっては、受け止め方がちがったのかな。。。
ストーリーはこちらをどうぞ。


なんかね。
お芝居を観ながら、ストーリーとは別のところでジーンとしていたんです。
ラブリンが、愛之助さんが、顔見世興行で、一幕の主役を、ふつーにやってはるよ‼️

ワタシが歌舞伎を見始めたころは、まだピチピチの若手花形で、御曹司の代役で主役を演じるとなっただけで大ニュースだったのにね。
いまや、上方歌舞伎の次代を支える立役として、堂々と立っている…
孝太郎さんや壱太郎くんは女形が中心だし、進之介さんはなかなか出てこない、そんな中で奮闘してはるんやなぁと思うと、心が暖かくなりました。


そして、お芝居に浸りながらもそんな考えをすることができる、余裕を持った愛之助さんのお芝居が素敵でした✨
歌舞伎を【見続ける】って、これだからやめられない😊

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當る酉年 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 五代目中村雀右衛門襲名披露

いつもは四条の南座で行われる顔見世興行ですが、今年は南座が改修工事(始まってるんだろうか💧)で休館中なので、三条の先斗町歌舞練場です。
京阪電車を降りて、三条大橋を渡っていたら…
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東山にかかる虹。
良い年の瀬を迎えられそうな気がしますね✨


さて、先斗町歌舞練場は上七軒の総見。
歌舞練場に舞妓さん・芸妓さん…雰囲気アップです⤴︎

先斗町歌舞練場は昭和2年築。
1階の両脇と2階最前列の升席以外は力一杯洋風でモダンなのに、なぜか和風を感じさせる暖かい建物です。
京都五花街の歌舞練場は全部入ったことあるけれど、ここが一番馴染みがあるかな。
奥の奥まで入ったことあるし…
何百年の歴史はないけれど、新しいものも自らのキャラのなかに活かす、京都らしさがよく表れている場所だと思います。
客席は500席ちょっと。
南座の半分以下…そりゃチケット争奪戦が激しいわけですね💧
回り舞台もセリもない小さな、そして客席と距離を感じさせない舞台で、大歌舞伎‼️
どこか芝居が溢れてしまうんじゃないかと心配する気持ちもあったのですが、なんの。
かえって時代物の仰々しい芝居がとってもしっくりきていました☺️

今年の顔見世興行、よかったー☆
今日見られなかった第三部も観たいなぁ。。。

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シネマ歌舞伎『ワンピース』

松竹座だけではなく、博多座まで観に行ってしまったエンターテイメント。
直接見た舞台に敵うわけない、でも少しでもあの空気に触れたくて、舞台を撮影した映画を見に行きました。

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東京 新橋公演バージョンは観ていないから、楽しみにしていたんですよ✨
台本も変更前だし、配役もちょっと違うし。

すんごい楽しかった😝
楽しかったけど…

1時間くらいカットされてしまっているので、一番楽しみにしていた段四郎さんも、寿猿さんも写っておらず…
ダイスキな笑三郎さんもチラッとだけ…
ハイパー猿四郎さんもほぼ写ってないし…
ぁぁぁぁぁ、半分消化不良。


***
これは来年の再演を見に来いってことですか。
大阪でもあるのかな。
東京まで…行ってしまいそうだ💧

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『仮名手本忠臣蔵』 七段目 祇園一力茶屋の場

●松竹大歌舞伎 中村芝雀改め 五代目中村雀右衛門襲名披露 #4

大星由良之助 幸四郎さん
遊女おかる 雀右衛門さん
鷺坂伴内 高麗五郎さん
斧九太夫 錦吾さん
寺岡平右衛門 梅玉さん

巡業だから、七段目といっても後半だけですよ。
ストーリーはこちらを。
※リンクのストーリーは上方式だから、最後のお軽の仇討ちがちょっと違います。今回の江戸式だと、畳に刀を刺すんじゃなくて、庭から縁下の九太夫を刺す。

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思想とか、習慣とか、2016年を生きるワタシたちには理解できるはずもないことがいっぱい。
しかも、親と同世代の役者さんが10代とか20代の役を演じている。
無理がある、はずなんだけどね。
それがすとんとはまる、心地よく観られる、感情移入してドキドキする…

役者さんのパワーってすごいよね✨

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口上

●松竹大歌舞伎 中村芝雀改め 五代目中村雀右衛門襲名披露 #3

上手から
高麗蔵さん
錦吾さん
幸四郎さん
雀右衛門さん
梅玉さん
廣太郎くん
廣松くん
友右衛門さん

なんだろう。
このアットホームさは、一体何なんだ。
巡業だから、ご当地ネタの話が出るかとは思っていたけれど、まぁそれでも大名跡の襲名披露だしな、とそこまで構えていなかったから…

雀右衛門さんが幼い頃、口上の席で寝てしまった話 ← 色んな人のパターン聞くなぁ。もしかして、歌舞伎役者は全員通る道なのか?
奥さんと出会った地なんですー、とか。
度々遊びに来てるけど、歌舞伎役者は12月が忙しいからルミナリエを見たことがない、とか。

すっごくほっこりする話が多くて、楽しい口上でした✨

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***
9人だけの口上で、女形が3人。
雀右衛門さんと、高麗蔵さんと、廣松くん。
なんか、受け継がれ感が溢れていて、いい景色でした😌

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『當年祝春駒』

●松竹大歌舞伎 中村芝雀改め 五代目中村雀右衛門襲名披露 #2

工藤祐経 友右衛門さん
曽我五郎 廣太郎くん
曽我十郎 廣松くん
大磯の虎 高麗蔵さん

寿曽我対面』を舞踊化したもの、かな。
華やかで、鮮やかで、とても歌舞伎らしい舞台で、見惚れてしまうのです。

でも、ワタシが見入ったのはそこじゃなくて。
友右衛門さん、廣太郎くん、廣松くんという、【親子3人共演】。
見慣れている上方歌舞伎は、役者さんが少ないからだろうなぁ。
親子共演って壱太郎くんくらいしかいないんですよね。
だから、親子共演を見ると必要以上にドキドキしちゃう😅

長唄もステキだったし、いい一幕でした✨

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