書籍・雑誌

両手でそっと棚へ戻す

ワタシは本を購入するとき、立ち読みで読破する。
後書きまで、全部。
2時間くらい読み続けて、気付けば荷物を掛けている手の感覚がなくなっていたなんてことはざらにある。
そうして、気に入った本を買う。
これは服を試着して買うのと同じ。
旦那さんは書店荒らしだと笑うけれど、ワタシは本を購入するつもりで書店に立っているのだから罪悪感なんてこれっぽっちもない。

今日、大型書店の背の高い本棚の間を歩いていたときに目に飛び込んできたタイトル。
『あなた』
白地に赤いひらがなのシンプルな表紙。
呼ばれた気がして近付いて、帯に書かれた文字を読む。
「手をのべて あなたとあなたに触れたきに」
帯にはここまでしか書かれていない短歌の、続きが自然と口からこぼれた。
「息が足りない この世の息が」
河野裕子さんの歌集でした。


十代、二十代、それぞれで心に深く深く刻まれる短歌と出会ってきたワタシは、三十代ではどんな歌と出会うのかと楽しみにしていました。
そしてこの歌と出会ったのは、予想外に早く30歳になって半年ちょっと経った頃でした。
新聞で読んだ瞬間に涙が溢れ、すぐに記事を切り取って、いまも保管しています。
愛と、別れを、意識する世代になったのかと思いました。

そんな大切な歌が、最終に載る歌集。
手に取って、ページをめくり、絶歌を確認し、
そっと閉じて、両手でゆっくり棚へ戻しました。

この歌集は、いつかワタシを支えてくれる本になる。
でも、いまこれを買うことはできません。
表紙を見ただけで涙目になっているくらいだもの。
落ち着いて読めるようになれば買おう。
そのときは、立ち読みせずに、買おう。


39歳最後の日の買い物を決めました。

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コミック

唯一、自分で読むために購入しているコミック、『天智と天武』。
ジャケット買いならぬタイトル買いで始めて、歴史解釈にウケて、ずっと購入していたのです。

出勤途中に本屋へ立ち寄って、ふと新刊がでてるんじゃないのかと思い出しました。
なんか、夏前の忙しくなった頃からテレビだけでなく本屋巡りも切り捨ててたからなぁ…

で、コミックコーナーへいったら、ちょうど新刊の平積台に置いてあるやん‼️
……
………
…………
見たことのない刊と、その横にさらに見たことのない新刊が。
右側のには「最終巻」ってかいてあるし。


そっか、そんなに放置してたかー💧
まぁ解釈はともかく歴史には忠実やから結末は分かっているし、一気に最後まで読めて助かるね😉

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初めて自分で買った本

実家の近くにあった小さな書店で、母がこう言ったのは小学校低学年のころでした。
「毎月のおこずかいで、これが1冊づつ買えるよ」

まだクラスで1・2を争うチビだったワタシの目線より高い位置に置いてあった、水色の文庫本。
それが『モモちゃんとアカネちゃん』の本shine

自分のおこずかいで、自分のスキな本を、自分一人で買えるsign01

いま考えると、むちゃくちゃ母上に誘導されているんですけれどねcoldsweats01
でも、人生のなかでもキラキラ輝く思い出です。
そこからずっと松谷みよ子さんは、ワタシの中で特別な作家でしたbook

モモちゃんとアカネちゃんシリーズもだけれど、一番読んだのは『ふたりのイーダ』かなぁ。
静かな反戦の物語。
これで何度夏休みの読書感想文を書いたろう…
読むごとに違うことに気付かされる、そんなお話です。


***
訃報続きで哀しいけれど、「松谷みよ子さん老衰で死去」という記事を読んで少しホッとしました。

ありがとうございました。。。

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バーバパパ

幼い頃、一番スキ、ダイスキだった絵本シリーズbook
バーバパパの共作者タラス・テイラーさんが亡くなったそうです。

バーバパパ、バーバママ、バーバピカリ、バーバモジャ、バーバベル…
身体を自由な形に変えて、冒険も日常も家族で助け合いながら楽しく過ごすこのシリーズがダイスキでしたhappy02
母に連れられて図書館へ行くたびに、読んだり借りたりしていたと思います。

パパがピンクでママが黒。
【普通】と違う色づかいもスキなところでしたpencil


***
そういえば、全部図書館で読んでいたから、実家にもバーバパパシリーズの絵本は1冊もないなflair(驚)
甥っ子たちがhouse来たときに読めるよう、選んで購入しようかなshine

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リビング漫喫

夕食後、リビングのソファでレンタルしてきた漫画を読み始めた旦那さんbook
せっかくなので、隣に座ってワタシも読むことにしましたsmile

昼間にも読んでいるので、旦那さんが3~4冊は先行していた……ハズなんですが、途中で追い付いちゃったsweat01
小説を読むのが速いと言われますが、漫画はもっと速いらしいです、ワタシbleah

旦那さんが最終2巻を読む間にお片付け(食洗機のセット)wave
そしてワタシも読み終えました。。。


***
でも、内容を細かくは覚えていないのよねsweat02
小説も同じなのですが、勢いで読む×3回くらいして内容を覚えるタチなのですcoldsweats01

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恥ずかしかった

従兄が雑誌に載っていると聞いて本屋へ。
女性誌のコーナーに立って途方にくれましたdespair
種類多すぎimpact ここから探し出すのsign02

ちょうどそのとき、店員さんが女性誌コーナーの整理を始めたので声を掛けましたpaper
「あの、マガジンハウスからGINZAってゆー雑誌が出てるって聞いたんですけど…」

あぁ、はい、どうぞ。

ちょうど店員さんが手に持って、今まさに棚へ置いた雑誌でしたbook
な、なんてタイミングsweat01

なんだかとっても恥ずかしかったのですcoldsweats01


***
しっかり従兄のページを立ち読みして帰ってきましたsmile

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こころ

朝日新聞で、夏目漱石の『こころ』が100年振りに連載中。。。

高校の授業でも、大学の講義でも、数ヶ月かけて学んだ思い入れのある作品です。
高校生のとき、大学生のとき。
それぞれ受け止めかたが少しづつ異なることに、自分で自分を楽しんでいたのですが...

34歳になって、毎日読む『こころ』は、完全に別の作品ですねsign01


連載はこれから先生とKの同居が始まります。
学生時代は一番気になり、そしてちっとも分からなかった恋と罪の意識。
いまはどう感じるんだろう。

楽しみですconfident

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一日一頁

『日本語スタンダードの歴史 ミヤコ言葉から言文一致まで』
野村剛史(東京大学大学院総合文化研究科教授)著
岩波書店 2013年

兄そのoneから面白そうだと思って借りたのですbook
確かにすっごく興味深くて面白いshine

ただ…
大学の講義を受けてる気分になるくらい難しいwobbly

1段落読む→理解できていないのでもう一度読む→まだ理解できないので音読する
この繰り返しで、えっちらおっちら読んでいますsweat01
声に出さないと理解できないから、電車や外出先では読めないし、なかなか進まないgawk

兄そのoneの一時帰国中にはとうてい読み終わらないですね…sweat01


***
次の夏の帰国までには読み終えたいと思いますので、延長よろしくsign01

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窓辺

旦那さんを送り出し、洗濯を済ませば、予定のない休日のスタートshine

北側の窓辺に居場所を設えて、先週図書館で借りたものの手を出せていなかった
『捨て童子 松平忠輝』(隆慶一郎/講談社/1989-1990年)
ハードカバー3冊組を一気に読破book

飲み物やつまんで食べられるランチも用意していたから、何にも邪魔されずに読書に耽る数時間。。。
至福でございましたconfident


***
夕方からはちゃんと散歩兼買い物へも行ったし、引きこもってはいませんよsmile

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『等伯』

安部龍太郎/日本経済新聞出版社/2012年

この作者はきっとワタシが見たのと同じ展覧会を見ているだろうな。
最初の【絵を描く】場面を読んで、そう思いました。

3年前の5月、等伯展を見たときの震える感動は、今も鮮やかに残っています。
買い求めた図録もよく見ています。


苦難があって、成功があって、絶望が訪れる。
初めて読む小説なのに、ストーリーの展開は全部分かっています。
それでも、ドキドキしながら読み進めてしまうドラマチックな人生が等伯です。
(正直、絵を見て全身で感じた感動には、文章が追い付かない部分もたくさんありました)
ハードカバー上下巻、2日間で一気読みsign01


***
久しぶりに【読書したっhappy02】感覚です。

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