文化・芸術

日蓮と法華の名宝~華ひらく京都町衆文化~

京都国立博物館到着がちょうどお昼過ぎだったので、先ずはカフェで腹ごなしをしていたら、次々に到着する団体客。
格好からして、日蓮宗の門徒さんたちですねflair
そんな、団体と団体の隙間をぬって入場。
01

日蓮宗の成り立ち・歴史と、それを深く信仰した京都町衆の中でも【俵屋宗達】【尾形光琳・乾山兄弟】【狩野元信】【長谷川等伯】【本阿弥光悦】(みんなダイスキ☆)の現す芸術…
美術的なものと、学術的なものと、半々くらいの展示だったと思うけど、そんなに難しさを感じさせない楽しい展覧会でした。
たぶん、これは文字や像から感じた【日蓮】の人間臭さもあるでしょうsign01

信仰対象として正面から手を合わせながら見る門徒さんたちの視線・視点と
近づいたり・離れたり・背伸びしたり・しゃがんだり、興味の対象として見る私の視線・視点の違いもおもしろかったcoldsweats01
02


予定よりじっくり時間をかけて見学した後、重要文化財である博物館本館の裏手へ。
西側の門は工事(発掘も?)で覆われているけど、東の庭は入れました。
ココ、実はかなり穴場でスキな場所です。
03


***
帰りに三条にある便利堂さんへ。
04
年賀状用の絵葉書を買い込みましたshine
誰にどの絵が届くかは、お正月までのお楽しみですhappy02(住所教えてねbleah

| | コメント (0) | トラックバック (0)

藤城清治 光と影の世界展

大きな目が印象的な影絵。
絶対みんなどこかで見たことがあると思う。
絵本とか、ポスターとか、テレビとか。

Fujishirobanner

母が好きで、幼い頃から『銀河鉄道の夜』のすっごい印象的な絵本が家にありました。
妖しいくらい美しい世界が広がるページが続いて…正直子供心に怖いと感じていましたgawk

だけど。
今回展覧会で見る作品は、どれも美しくて温かくて。
ジーンと心に響いて、最後には泣きそうになりました。

ホントに何時間いても飽きない展覧会でした…shine

***
せっかく京都まで来たんだから(けっこうしょっちゅう来てるけどcoldsweats01)、岡崎へ移動して【ルーブル美術館展】も見ようとしました。

ド平日・真昼間。
なのに入場70分待ちとは…
それだけ待つと、ゆっくり見る時間がなくなるので諦めましたheart03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

未来をひらく 福沢諭吉展

ユキチ…1万円札の略称。
諭吉…「天は人の上に人を作らず」

この程度の知識でした。
大阪生まれ育ちが情けない、とは思っていたんですが…どうも明治維新あたりからの歴史が学生時代から苦手でcoldsweats02(毎年事件があって覚えることが多いんだもんbomb⇒B型人間のイイワケです)

展覧会見て、すっごい興味湧きましたsign01
この人の人生おもしろそうflair
せっかく身近に(そうでもないかcoldsweats01)肖像を見る人だし、これを機会に勉強してみます。


***
遺品の【ももひき】から、国宝1号の【秋草文壷】まで。
こんなに展示品の振り幅の広い展覧会は初めてだったねsmile

| | コメント (2) | トラックバック (0)

まぼろしの薩摩切子 〜一瞬のきらめき

世の女子の御多分に漏れずガラス製品はスキです。
カットガラスもスキなんですが、薩摩切子だけは別格ですね☆
ガラスなのに柔らかい、あの表現がダイスキです。

一般のカットガラスはグラインダーで鋭利にカットするから、表現も鋭い。
薩摩切子は研磨材を付けた棒で磨いていくから、柔らかく【ぼかし】が入るんですshine
完成された技術ではないけれど、それ独自の温かみがたまりません…sign01


展覧会の音声ガイドは高橋英樹さんでした。
あんまり大きくない展覧会なのに、何でまた? と思ったら、大河ドラマ『篤姫』で島津斉彬やっていたのねflair
思い入れたっぷりの解説で、斉彬が四女・典子へ形見に残した大皿では
「わたくしが四女・典姫に送った…」
って一人称になってたしcoldsweats01
周囲のおばさま・おねーさま方も大河ドラマを通して展覧会を見ているようで、いつもなら絶対に閑散としている絵図面(ガラスの精製工場)の前に人だかりできてたしsweat02

そういう風に、すごく身近に見るのも展覧会の楽しみの一つですよね。
残念ながら、わたしは『篤姫』2回くらいしか見てないからその波には乗り切れなかったけどwave
でも、展示はどれも美しくて…うっとりしましたconfident


***
会場のあまりの熱気に、『篤姫』レンタルを考えました。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

火焔土器の国 5000年前のメッセージ

この

Dvc00052

この

Dvc00051

この

Dvc00048

力強さsign01

そして優美さsign03

伝わりませんかね…?

ダイスキなんです。

夢中なんです。

縄文土器。

兵庫陶芸美術館まで3時間かけて見に行ったのは去年5月でした。

その時は芸術的な観点からの展示。

今回、大阪府立弥生文化博物館(バイクで20分)では学術的な観点からの展示。

どちらも興味深くて、いつまでも見ていて飽きない。

5000年前に、私たちの想像する5000倍の文化水準がきっとあったと思う。

あの胴部分の渦巻き文様には、一定の法則があって、地域毎にちょっとだけパターンが違ったりするそうです。

何を意味していたんだろう。

煮炊きする容器に施す装飾で、何を各地に伝えていたんだろう。

土器から語りかけてくるストーリーは終わることがありません。。。


***


世間の流行はよくワタシを追いかけてくる。


寺巡り・仏像見物。


んなもん15年くらいやってるし。


傾向からすると、そろそろ歌舞伎ブームがくるな。

そして、10年後にはきっと縄文土器ブームが…( ̄ー ̄)ニヤリ

ってことは15年後に三味線ブームかflair

| | コメント (0) | トラックバック (0)

相国寺 金閣 銀閣名宝展

相国寺金閣銀閣名宝展
鮮やかに晴れ渡る夏空の下、パーカ・帽子・手袋・日傘で完全武装しながらも命の危機を感じるほど暑い中、京都今出川の相国寺承天閣美術館へ行ってきました。

前回この美術館を訪れたのは若冲の特別展で、入場まで3時間待ちとかいう行列に並んでいたのですが…今日は人も疎ら。
京都五山第二位という風格を感じることができます。


さて。
展覧会はパリからの凱旋展示。
パリへ【禅】と【侘び】と【寂】を届けていたそうです。

その展示は

……
………地味っsign03

ぃゃぃゃ。
一言で表そうとするとそうなりますが、
よぉぉぉぉく見たら細かい模様が描かれていたり、彫られていたり。
見ていて飽きないストーリー豊かなものがならんでいます。


***
この美術館には、ダイスキな若冲の作品の中でも1番スキなものがあります。
見られてよかったconfident

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ウエストサイドストーリー』

■The西宮 #2

下町・西宮を満喫した後、再開発著しい西宮北口駅へ移動。
ターミナル駅と大きなロータリー。
デッキで繋がる百貨店やホールやマンション…
綺麗な街だけど、個人的趣味でいくと断絶下町がスキだなぁbleah

で、駅から繋がっている兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール。
初めて来たけど、すごいホールですね!
オペラ座みたい。
4階席だったから尚更だろうけど、高さが桁違いだわ。
5階のテラスから地上を見下ろしてる、くらいの感覚で舞台が見えました。


で、ミュージカルです。
本場ブロードウェイのミュージカルです。
英語です。(字幕付きです)
多少字幕が見えにくくても、知ってる話だから大丈夫とタカ括っていましたが…
胸に手を当ててよぉぉく考えたところ、映画も見ていないし、全編のストーリーを読んだこともないゃsweat02
たぶん全曲演奏したことがあるから、知ってるつもりになっていたんですね。。。


ニューヨークの片隅で、敵対する少年グループ。
それぞれに属しながら、恋に落ちたトニーとマリア。

グループの対立は深まり、代表者が決闘を行うことに。
マリアの願いで決闘を止めにきたトニーの目の前で、弟分であるグループリーダーが刺し殺される。
思わず相手グループのリーダー(マリアの兄)を刺すトニー。

マリアはトニーを理解し二人は結ばれるけれど…

マリアの伝言を届けようとしたマリアの兄の恋人は、相手グループの面々にレイプされそうになり、「後で必ず行く」という伝言ではなく「マリアは敵の恋人と分かって撃ち殺された」と言い残します。
それを聞いたトニーは「俺も殺してくれsign01早くsign01頼むsign03」と無防備に広場で叫びます。
そこへやって来るマリア。
喜び合う二人が手を取り合う直前、響き渡る銃声……


***
若者の鬱屈したパワーとか
偏見とか
世間の冷たさとか
訴えられるテーマはたくさんあるんだけど。

でも。
なにより。

音楽の多彩さに

ダンスの躍動感に

それぞれの表現力の豊かさに

ゾクゾクしました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

寿々の会

花柳寿々さんの踊りの会。
第10回。
そして最終回。
拝見するのは初めてでした。

最終回ということもあって、会主・寿々さんの弟二人とその息子二人、さらにその息子一人も踊っていました。
つまり、
片岡仁左衛門さんと
片岡秀太郎さんと、
片岡孝太郎さんと、
片岡愛之助さんと、
片岡千之助くんと。

ご、豪華すぎる。。。
ticketを手に入れることは諦めていたのですが、超幸運なことに戴いてしまいましたhappy02


賛助出演の方や、お弟子さん方の踊り。
長唄・清元・義大夫。
客席でうっとりして。

第2部の幕開き。
松羽目を背に、正面ひな壇にはお師匠さんも三味線を構え、踊るのはダイスキな孝太郎さん・愛之助さんコンビ。
そして、そして、その曲は……
『末広狩』sign03sign03sign02
まさか、まさか【いま、練習中】の曲をこんな風に聞くことができるなんてっimpact
夢かと思った…sweat02
もう一生忘れません。


そして秀太郎さんの『老松』に続いて。
仁左衛門さんと千之助くんの『五条橋』sign01
仁左衛門さんかっこいいshine
千之助くんかわいいheart02
右と左、両方にフォーカスできる目が欲しいとこんなに思ったことはありません。

後の【ごあいさつ】で話しておられましたが、仁左衛門さんが孫である千之助くんと一緒に踊ったのは初めてだと…。
その【ごあいさつ】中、度々話されていたのが
「そこ(客席1列目)に、今も両親がいて見守ってくれている気がする」
ということ。
松嶋屋の怱々たる面々がずらっと並んでいるけれど、とても温かくて身近で。
本当に(表現としておかしいかもしれませんが、素直な気持ちで)嬉しくなる踊りの会でした。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

直島four

2日メはとにかくアート、アートsign01 アートsign03

Art1_2 Art2_2

Sea_2 これは自然の美しさ。こちらにも見惚れます。

Art4_2 Art3_2

ガラスに写り込む自分とその後ろの景色。透けて見える向こう側の景色。重なり合う景色。薄れていく自分の存在…見ていて飽きない作品でした。でも、見ていると酔ってしまう作品でしたcoldsweats01

午後はお楽しみ【ランチ&スパ】shine

ベネッセハウスの平日限定メニューを申し込んでおいたのですsmile

テラスレストランで贅沢なランチLunch2

Lunch

そして、アロママッサージ…happy02

固まりきっていた背中が1時間半で動くように…熟睡してしまうほど、気持ちよかったですup

そして宇野行きのフェリーに飛び乗り、また来るぞ(近いうちにrock)と誓って直島を離れたのでした。。。

***

たくさんの芸術作品を見ました。

印象に残っているものも数え切れないほどあります。

その中でもとびっきりがコレ

Enkei

バイクで上陸したからこそ行けた、ベネッセハウス裏手の山道(=斜度16%)。

そこから見下ろす風景。

直島と、アートと、瀬戸内海と、対岸の高松。

また来るぞ、と誓った風景です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

直島three

直島到着sign01

Rkabo 港で迎えてくれたのが巨大赤かぼちゃ。

イヤでもテンションが上がります。

とにかく一旦宿まで、と走り始めると今度はひまわりが…Himawari

あちこちで、きれいな花が咲いていましたconfident

宿はパオです。

Pao1 Pao2

布一枚隔てて自然。そしてすぐ近くにビーチ。

潮騒が常に聞こえて、ほっこりheart04

夕食は屋外でBBQ。

Bbq_2

肉は岡山産。魚は瀬戸内海産。

おいしくないわけがないgood

夕食を食べた後で、ぽてぽて歩いてベネッセハウスミュージアムへ。

途中にYkabo

一番の人気スポットがあるけれど、日が暮れた後だったから独占crown

大撮影会をしてしまいましたfull

ベネッセハウスミュージアムでも、人が少ないからゆっくり見て回れたし…

中庭にある大きな丸い大理石(もちろん作品です)の上に一人づつ寝そべって、星空を見上げ、流れ星を見つけたり。

シアワセ・シアワセな一日メ。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

直島two

南海フェリーで熟睡の後、四国を走り始めた私たち。

徳島市内の渋滞を抜けてからはジュンチョー☆

あっという間にランチ予定の讃岐屋へ到着してしまいました。

開店まで1時間…地図を見て近くにあった【白砂青松100選】白鳥へ向かうことに。

Siraroti1

ここが大当たりshine

白鳥神社(死後、白鳥に変身したヤマトタケルが降り立ったところ…思わず段治郎さんの宙乗りを思い出したsign01)。

すごく古い造りがよくのこっていて、すごく興味深い。

門には金剛力士像の代わりに鶴が…sign02 口はちゃんと『阿』と『吽』になっていましたcoldsweats01

きょろきょろ見て回っていると、神社の方が出てきて説明をしてくださいました。

そこでオススメされた、裏手の山を登ることに。

Siraroti2 登山口から山頂を望む写真ですcamera

標高3.6㍍。ちゃんと登山証明書も頂きましたscissors

時間オーバーして讃岐屋へ戻り、ようやくランチ(2度目の朝食?)

Sanukiya 店の前の生け簀でイカが泳いでいたから、思わず定食だけでなくイカ刺しまで注文しちゃった。

もー…どれも歯ごたえがあるのにとろけるlovely

おいしすぎsign03

ツーリング再開して、だんだんsun高く。。。意識朦朧gawk

これはヤバイ、と休憩を2回。

Kotoden 琴電に癒されたり。

そうこうして、ようやく高松からフェリーで直島へ。。。Ferry

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大阪です

帰ってきたよup
事故らずに…smilescissors

2日間の走行距離408㌔

美味いものを食べ
美しいものを見て
爽やかな潮騒を聞き
おまけにマッサージまでして

心身とも完全リセット

楽しかったshineshine
詳しいことはまた今度。
ね、眠い(ρд-)zZZ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

直島ですone

直島です〓
1年振りの泊まりがけツーリングsign01
梅雨ですが、好天に恵まれました。…恵まれ…恵まれすぎて暑いcoldsweats01

3:55 にhouseを出て
4:45 にひぽぽ姐さんと泉佐野で合流
5:50 和歌山港発のフェリーで徳島へ⇒熟睡
8:45 ランチ(2度目の朝食?)予定の讃岐屋に到着⇒開店10時…
9:00 時間潰しに近くの【白砂青松100選】白鳥へ⇒【日本一低い山】に登り、登山証明をもらう
10:20 讃岐屋へ戻りハマチ・鯛・イカの刺身などを食す⇒ブルっとするほど美味いdelicious
11:30 高松港を目指す⇒余りの暑さと眠気に途中で休憩を2度はさむ
15:40 フェリーにて直島へ出港⇒初めは甲板で景色を眺めていたが、船室でソファに座った途端爆睡
16:30 直島上陸


***
肝心の直島話はまた改めて…flair

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち

ルーヴル美術館展ガチンコ対決。

まずは国立国際美術館へ行ってきました。

こちらのテーマは【子ども】

one誕生と幼い日々

two子どもの日常生活

three死をめぐって

four子どもの肖像と家族の生活

five古代の宗教と神話のなかの子ども

sixキリスト教美術のなかの子ども

seven空想の子ども

と分けての展示だったので…紀元前2千年紀から19世紀の作品まで、時系列ははちゃめちゃ。

これはこれで楽しいし、発見も多いんだけれど、それぞれの時代・地域の約束事を整理して考えるのが結構タイヘンでしたcoldsweats02

で。

全体を見て思ったこと。

写実的に、子どもの身体を表現していても(大理石やテラコッタでできていても、さわればぷにぷにしそうな作品が多かったsign01)、そこに子どもの一個性が反映していることはなくて。

【無垢】だったり、【純真】だったり、【生命の儚さ】だったり、何かの象徴として表されているものがほとんどでした。

だから、死んでしまった愛し児の姿を留めようとしたミイラの棺やミイラのマスクが、ものすごいパワーを持っているように感じました。

***

絵画作品はどれも近づけないよう鉄パイプの柵が設置されていました。

3㍍×2㍍の作品で柵があっても問題ないのですが…

5㌢×7㌢の作品を1㍍離れて見ろといわれると、近視&ちょっと乱視の人間にはキツイなぁ。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トモダチ募集

春の特別展期間が一段落して落ち着いていた数週間。

そろそろ、夏休みに向けての特別展が始まってきましたね。

ずっと前から目をつけていたのが、国立国美術館と京都市美術館でガチンコの【ルーヴル美術館展】。

それから京都国立博物館の【シルクロード展】に、奈良国立博物館の【聖地寧波】。

ちょっと興味アリで、神戸市立博物館の【薩摩切子展】。

こんなトコかな、と思っていたんですが…

先日、地下鉄駅前のポスターを見て立ち止まってしまいましたsign01

コレ、絶対行くsign03

Doki

【火焔土器の国 5000年前のメッセージ】 大阪府立弥生文化博物館にて。

***

去年から、縄文土器の虜です。

あんなに力強くて美しいもの、見たことないsign03

一緒に見に行って、そしてアツク語り合える、できればアラサー女子求む。

…ムリだわな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『長光』『天鼓』

会社の福利厚生でチケットを頂いた、能・狂言です。
大槻能楽堂です。
『長光』『天鼓』

能(だけ)を見に行くなんて…ごっつ久しぶりsign01
歌舞伎との合わせ技なら最近も何度か。
その時も思ったけど、能って台詞(詞章っていうみたい)が聞き取りやすい。
だからとてもわかりやすい。

これは私が古典文学好きで古語や文法も無意識的に通訳できるから?
いや、そうじゃないと思う。
歌舞伎では聞き取れても意味が分からない単語が結構あるもん。

能の方が、慣れ親しんだ文語に近いのかな。
リズムや韻が素敵ですconfident


***
それでも眠くなるのよ。
そんな時、脳天に突き刺さる大鼓の透明な音sign03
いいゎ〜happy02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

小袖 〜江戸のオートクチュール〜

小袖ってのは文字通り袖の小さい普段着の着物。
江戸時代の富裕層が、当時の最新流行に合わせて作った着物。

織・染め・刺繍…
技術の高さ・細かさもそうですが、入場料1200円の特別展覧会に相応しいデザインsign01
細かくて、大胆で、様々な意匠があって。
縁起や、物語や、願いや、いろいろな思いが込められていて。

まったく古臭くない。
純【和風】でもない。
そのままのデザインでスカートやワンピース、カーテンやラグが売っていれば買うと思う。

現代のデザインは、この多彩さを追いかけているんじゃないか? そんな風にまで感じました。


***
ほとんどが女性の着物でしたが、数着だけ男性用も展示されていました。

パッと見た目はただの濃紺の着物。
でもギリギリまで近付いて目を凝らすと、縦縞が見えてきます。
濃紺→細い白→濃紺→細いピンク→濃紺→細い白…
これはスーツの生地みたいだなと思って解説を読むと、ヨーロッパからの輸入織物と書いてありました。

よく見ないと分からない、これが江戸の粋ってやつかぁ。
感心していると、隣の着物はやけに派手sign03
ギャルが着ていそうな浴衣みたいcoldsweats01
こっこれは…?
インド更紗で作った着物でした。
前述の、一見地味ぃな着物を着る時に、その下にコーディネートしたものだそうです。
チラリズムの境地?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国宝 鑑真和上展

12年の間に、5度のチャレンジ。
難破したことも、漂流したことも。
安定し、尊敬されていた母国での暮らしを捨て。
未開の地へ。
自ら信じるものを伝えるために。
待つ人々の為に。

鑑真が日本へ渡ってくる過程は『天平の甍』というドラマチックなストーリーになっています。
この展覧会も、きっととてもドラマチックなんだろうなと期待していました。


でも…淡々と。
金堂の諸像・唐招提寺の美術「工芸」・唐招提寺の美術「書跡」と並べて。
そしてようやく、第1展示室の最後でようやく鑑真の生涯を描いた絵巻。

そこでハッと気付きました。
今まで見てきた芸術も、それを納めている建物も、みんなこの人が持ってきたんだ!
実際船で運んだ訳ではなく、技術者を同行した。
それだけでなく、美意識や精神を未開の地・日本へ、過酷な旅で視力を失ってまで届けたんだ…!!

静かに感動しながら第2展示室へ。
そこに居るのが【鑑真和上坐像】。
美化されたり、様式化されたところは全くない、その姿。
この部屋には坐像と舎利塔・レース編みの飾り布しかありません。
でも、滞在時間は1番長かったんじゃないかな。

唐招提寺の美術「彫刻」・授戒会・釈迦念仏会・御影堂障壁画と続いて。

最後は間もなく終了する金堂平成の大修理の様子。
解体と組立の写真に囲まれて展示してあったのが、鴟尾(屋根のてっぺんにシャチホコみたいな感じである飾り)。
片方は以前の修理で取り替えられたもの。(そうは言っても鎌倉時代!)
そして、もう片方は…
1200年前から金堂の屋根に設置されていたもの。

その1200年の間。
栄えたときも、衰退したときもあった。
でもそこに存在し続けた。
恐らく、鑑真はたった一人で当時の日本の【文化】を根底から変えた存在。
そこから続く【文化】の歴史を見守った鴟尾。

言葉に表すのはとても難しいのですが、とにかく震えるほど感動しました。


***
奈良博(⇒奈良国立博物館)の学芸員さんに感服の至りです。
展示順=ストーリーの作り方もそうですが…
照明の当て方!
「四天王立像 増長天」とか、絶対に像を照らすだけじゃなくて後ろの壁にできるシルエットまで考えてるよね!!
やられたわぁ。。。
国宝鑑真和上展

| | コメント (0) | トラックバック (0)

赤壁⇒久保惣

『レッド・クリフ2』見てきました。

ん。
来た。見た。終わった。
って感じ。

いや、なんかバタバタしてて…
せっかく二部作なんだからもうちょっと魅せるとこは見せて、削るとこは削ったほうが……
144分の映画でしたが、登場人物が多過ぎて、それぞれを追いかけるのに費やし過ぎた印象………

深く考えずに、三国志だと思わずに、娯楽大作と見るのが正解かな。

で。
映画館に入る前にチェックしたmixiで気になった美術館へ。
【和泉市久保惣記念美術館】
赤壁⇒久保惣

地元です。
愛バイクなら30分もかからない。
でも、そういえばもう何年も行ってなかったsign01

いいものがたくさんあるのは知ってました。
京都や奈良の国立博物館である特別展なんかでも、テーマによって「久保惣記念美術館所蔵」と案内がある展示品とたまに出会います。(そーすると、なんだか嬉しい)

あんまり地元過ぎて、気がつくと来てないんだよね。。。

今日はイベント中のようで、なんと入館料が200円shine
これでモネやゴーギャンの絵画、国宝・青磁鳳凰耳花生銘「万声」(ダイスキな花瓶です)、重要文化財・宮本武蔵「枯木鳴鵙図」(大河ドラマのオープニングに使われた絵→テレビで見るよりも、モズが強い目をしてる)などなど…

お腹いっぱいconfident
満足です。

***
ひぽぽたます姐さんsign03
美術館のおいしい情報ありがとうございましたheart02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

忘れられない紫

先日、京都文化博物館へ行ったとき。
目的は特別展でしたが、別に【京都府所蔵品展 春から夏へ】という展示もあったので、軽い気持ちで覗きました。

江戸時代のものもありましたが、多くは現代の作家のもので、平成に入ってからの作品もありました。
テーマに沿って、明るく華やかな絵画や工芸品。
「これスキsign01
「これもスキsign03
と楽しく見て回っていたのですが…

中で、今でも忘れられない日本画がありました。

『花映りて水匂う』堂本元次 1992年

霞みのなか咲き誇る桜と、それを映し出す水面。
画面一杯に広がるのは、匂いたつ空気。
柔らかく、優しく。
それでいてどこかに緊張感も漂わせるような。
とても印象的な紫でした。。。


帰宅後ネットで調べたところ、作者は大正生まれで存命の日本画家。
個展なんかに行く機会に恵まれればいいのですが…
また一人、【スキなひと】が増えましたconfident

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東本願寺の至宝展

円山応挙の絵が見られるsign01
それだけで釣られて行ってきました。

大阪高島屋の7階。
結構いいかんじの展覧会がある所です。(カードでタダになるのが尚良し)


幕末の動乱で炎上したりしてるから、それ程古い作品はありません。
江戸、明治、大正、昭和。
それぞれに力強い作品が並びます。

……
だからこそ、もっとスペースが欲しいなぁcrying
大きな障壁画を見るにはもっともっと離れたいsign03
2歩・3歩と下がると、向かい側の作品の前に行ってしまうんだbomb

それだけ身近に作品があるということでもあるんですけどね。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

五代目桂米團治襲名記念公演 桂米朝一門会

考えてみたら落語会は久しぶり!(半年くらい?)
米朝一門会となると…8年振りくらいかなぁ。

小米朝さんが米團治になって、米朝師匠は…
「ボケてるんか、ボケてるフリしてるんか分からへん」
とは一緒に行った母の談。

しん吉さん、こごろうさん、ざこばさんの落語
中入後は
米朝師匠・南光さん・都丸さん・米團治さんの座談会
米八さんの曲独楽
米團治さんの落語

ふふっという微笑みから、思わず足が持ち上がってしまう爆笑まで、楽しましてもらいました。


でも…やっぱり満員の1200人大ホールで落語は疲れるね。(1階席3列目だったけど)
ちっちゃな寄席に行きたいなぁsign01


***
ざこばさん。
名前がめくられただけで拍手起きてました。

この人は苦手なんですbearing

盲腸の手術から目覚めたとき。
何気なくつけたテレビでこの人が落語やってました。
ホンマ…笑い死にするかと思たゎsign03

それ以来、この人が高座へ上がると無意識に警戒してしまうんです。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

禅とイタリア

よく考えたら対極にあるような展覧会をハシゴしちゃったなぁ。


■開山無相大師650年遠諱記念 妙心寺(京都国立博物館)
禅とイタリア
個人的なイメージですが、禅寺の美術は【カッコイイ】ものが多いと思う。
厳しい修業、座禅を組んでいる間に何を感じ・見て・戦っているのか…
猛々しく力強い絵や書が多いと思っていました。

それが…!
確かに龍虎図などイメージ通りのものも、もちろんありました。
が。
軽やかで、楽しげで、コミカルなものもsign03

随分イメージが変わりました。
(パトロンとしてですが、室町時代の【女性】の肖像画があったのもびっくり)

近世以降は天下人の庇護の元、その絵画のスケールに圧倒されます。
白隠の達磨像
長谷川等伯の山水人物図襖
狩野山雪の老梅図襖
……

いいもの見ました。


■イタリア美術とナポレオン展(京都文化博物館)
日本画・水墨画ってのは、奥へと吸い込まれるイメージ。
西洋の油絵、特に写実的なものは3D⇒浮かび上がるイメージ。

宗教画で、痛いくらい残酷なモチーフもあって、それが立体的に見え迫ってくる迫力sign01

もうちょっとキリスト教の知識があれば1枚1枚の絵の中に物語を感じ取れてもっと楽しめたんだろうなぁ。。。(大学で講義を受けたハズなんだけどsweat02)

***
音声ガイドの声、もしかして大学の同級生かなぁ…
こういう系の勉強をしてたはずだし…
同姓同名かもしれないけれど、もし彼女だとすれば嬉しいなflair

| | コメント (0) | トラックバック (0)

北野をどり

京都で舞妓さんや芸妓さんがいる場所、花街(カガイ)。

上七軒・祇園甲部・祇園東・先斗町・宮川町と五花街ある中で、今日は上七軒の『北野をどり』を見てきました。

Kamisitiken2

ニュースで、春の風物詩として『都をどり(祇園甲部)』なんかの映像を見ることはよくありました。

でも、実際にそこで何が起こっているのか…

百聞は一見にしかずと言いますが、想像と見るとでは大きく違うものですね。

上七軒歌舞練場。

Kamisitiken_2 ここは純和風なカンジ。(あ、これで五花街歌舞練場制覇sign01

2階でお薄を戴いて、新緑萌える庭を眺めて、それから座席につきます。

大きさとしては小ホール並みって感じかな。

長唄連中は花道奥の小舞台が定位置みたい。(そこにもミニ緞帳が下りる)

そして始まったのは…

芸妓さんたちで演じる和製ミュージカル!

もちろん、男役も演じてました。

タカラヅカ…? いや、出雲の阿国が始めた歌舞伎はこんなんだったんじゃないのかsign02

第一部で『竜神の花嫁』というミュージカルを演じ、第二部では次々と舞が披露されます。

『舞扇京芝居』⇒舞妓さん5人で。

『樓門五三桐』⇒ものすごいカッコイイ芸妓さん2人で。

『月形半平太』⇒超ベテラン芸妓さんと色っぽい芸妓さん、そして初々しい舞妓さんで。

『保名』⇒すごい存在感のベテラン芸妓さんで。

息つく暇もなく目の前で展開される鮮やかな世界。

瞬きも忘れてしまいます。

そして、フィナーレ。(場内アナウンスでもそのように表現していました)

多分、お決まりの曲なんだと思います。

『上七軒夜歌』

舞妓さんも、芸妓さんも、全員で唄い・踊ります。

20人が並んで照明がついたとき、思わず「うわぁ」と声がでる華やかさ。

想像を遥かに超える美しさ・華やかさ・楽しさでした。

高尚な、とか

とっつきにくい、とかじゃなくて、

純粋に楽しい。

そこが一番想像と異なっていましたsign03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009美術館博物館計画

Lマガジンが廃刊してしまったので、自分でこつこつ調べました。
まだまだ調べきれてない展覧会もあると思う。
ポスターに過敏に反応してしまいますcoldsweats01

【開山無相大師650年遠諱記念 妙心寺】
京都国立博物館 3/24〜5/10
禅寺ってのはカッコイイものが多いと思います。

【イタリア美術とナポレオン展】
京都文化博物館 3/27〜5/24
知識も経験も薄いトコロ。だから見たい。

【国宝 鑑真和上展】
奈良国立博物館 4/4〜5/24
淡々と展示していても、物凄いドラマティックになるんじゃないかな。

【小袖 江戸のオートクチュール】
大阪市立美術館 4/14〜5/31
美術館で着物の特別展。この企画が素敵。

【東本願寺の至宝展】
高島屋大阪店グランドホール 4/29〜5/11
応挙が見られるらしい! それだけで吸い寄せられます。

【蔵出し 大阪歴史博物館名品展】
大阪歴史博物館 4/29〜6/15
脈絡はなさそうなんだけど、いいものが見られそうなんだよね…

【ルーウ゛ル美術館展 美の宮殿の子供たち】
国立国際美術館 6/23〜9/23
京都市美術館とガチンコですよね。。。こうなりゃ両方行くっきゃない。

【ルーウ゛ル美術館展 〜17世紀ヨーロッパ絵画〜】
京都市美術館 6/30〜9/27
美術の教科書で見た絵がくるみたいです。一度は見ておきたいと思う絵画がありそうだ。

【シルクロード 文字を辿って〜ロシア探検隊収集の文物〜】
京都国立博物館 7/14〜9/6
シルクロードに関する展示は奈良国立博物館で数え切れないほど見ています(ってか、奈良博の展示はなんでもシルクロードに行き着くと思う…)。でも文字という切り口は初めてなので期待。

【スタジオジブリ・レイアウト展】
サントリーミュージアム天保山 7/25〜10/12
ジブリ、スキです。キャラは『紅の豚』のポルコ・ロッソが1番スキ。

【慶應義塾創立150年記念 未来をひらく福澤諭吉展】
大阪市立美術館 8/4〜9/6
知ってそうで全くしらない部分。ユキチ・ユキチってよく声に出してるのに。だから見に行こうと思う。

【浮世絵風景版画 〜北斎・広重…】
奈良県立美術館 9/12〜10/12
浮世絵って数があるから、あちこちで同じ作品見ているとは思うけど…でも飽きない魅力があります。

【道教の美術 TAOISM ART】
大阪市立美術館 9/15〜10/25
見たことのないものへの純粋な興味! 何となくしか知らないものへの興味! 満たしてくれそうな気がします。

【伊勢神宮と神々の美術】
大阪歴史博物館 9/19〜11/9
知ってるようで、関わっているようで、全然知らないなぁ、と前回訪問した時に思ったので。次回に向けて予習します。

【「立正安国論」奏進750年記念 日蓮と法華の名宝〜華ひらく京都町衆文化〜】
京都国立博物館 10/10〜11/23
京都町衆に惹かれます。都人として洗練され、誇りを持って芸術にお金を出していた文化。難しく考えずに期待してます。

【生誕120年記念 小野竹喬展】
大阪市立美術館 11/3〜12/20
何にも知りません。何にも知らないからこそ見てみたいんです。

【THE ハプスブルク】
京都国立博物館 2010年1月上旬〜3月中旬
京都国立博物館が特別展にこういうタイトルを付けるとき…何かが起こるんです。今まで何度も度胆を抜かれてきました。

【聖地 チベット〜ポタラ宮と天空の至宝〜】
大阪歴史博物館 1/23〜3/31
一度、訪れてみたいところの一つです。

【M.C.エッシャー展】
奈良県立美術館 2010年3/20〜5/9
細い線で細かく描き込まれた絵って結構スキです。実物に騙されたい!

【没後400年 長谷川等伯】
京都国立博物館 2010年4/10〜5/9
随分先の話です。でも、この展覧会が来年4月にあると1年以上ドキドキワクワクできる! それも幸せです。

***
不況の影響を受けてか、ちょっと地味めの企画が増えてきましたね。
でも、収蔵品を常設とは違うスタンス・アングルで見せてくれるのは、すごい楽しみです☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『赤い城 黒い砂』

「二人の貴公子」というシェイクスピア劇を元にしたお芝居です。
愛之助さん(ラブリン)と、獅童さんと、黒木メイサさん。

正直に、個人的に見終わった直後に付けた点数を。
⇒71点
もっとよくなるお芝居だと思う!
今回は京都で3日間だけ、続いて東京で15日間公演だから、東京公演の最後の方ではぐっと違うお芝居になってるんじゃないかな。(興味はあるけどお金がないから見に行きません!)


長く争いを繰り返す赤い国と黒い国。
攻め込む【黒い国の獅子】と呼ばれる二人・ジンク(愛之助さん)とカタリ(獅童さん)。
迎え撃つ【赤い国の魔女】と呼ばれるナジャ(黒木メイサさん)。
カタリとナジャが剣を交えている時、合図と共にナジャは兵を引きそこへ赤い国から新型兵器が撃ち込まれる。

捕虜となり地下牢に入れられたジンクとカタリ。
ジンクはカタリを置き去りにして釈放され、そして祖国には戻らずに名を変えてナジャの親衛隊長として近付く。
カタリは処刑直前に牢番の娘と脱獄する。
やがて二人が対峙して…

【剣を交える】という表現ではあるが、深くナジャを愛するカタリ。
頂点を掴むために、王女であるナジャの妻になろうとするジンク。
自分の気持ちは分からない、だけどなよなよと悩むのではなく凛々しく剣を持って立ち向かうナジャ。


愛の矢印がそれぞれからどちらへ向いているのか。
無駄な台詞のない脚本と、回り舞台いっぱいに置かれた岩山のような塞のようなセットがうまく演出されていました。


***
砲撃されることでストーリーが始まり、そして人間は争うことを止められない、という悲劇。
これを、北朝鮮から《ミサイル》が発射された翌日に見る。
もぅ皮肉の苦笑を浮かべるしかできません。


***
以下、気になったポイント。あくまで個人的意見です!

ラブリン、悪役でした!
悪いんだけど…もっと悪くてもよかったんじゃないかな。
そのかわりに、最後の場面で
「他の男と愛し合うのは許さん」
とカタリを撃ち殺す時は、その時だけは【素直さ】を出して欲しかった。
最後のその行動でジンクもナジャを本当に愛していたんだって分かるんだけど、瞬間的には伝わってこなかったんだ…

最近獅童さんの芝居を見る機会が増えました。
ものすごくよくアドリブをされる役者さんですね。
きっとそのアドリブがはまると楽しいお芝居になるんだろうなと思うんだけど…なぜかはまったのを見たことがないんです。。。
今回もちょっとヤリ過ぎ。誰もフォローできなくなって自ら「ごめんなさい」って終わらせてたし。

ストーリーにそこそこ関わる三枚目キャラがバナナ被って、やたらバナナ食べてました。
こーゆーキャラは嫌いじゃないです。
でも、今回のお芝居では浮いてたなぁ。。
小劇場系の劇団のお芝居ならお決まりとして出てくるキャラとしてアリだと思う。
ただ今回のお芝居には…集団で浮いちゃってたなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大正浪漫着物

大正モダン
それは今見てすごくポップ。
今見てすごくおしゃれ。
今見てすごくカッコイイ。

純和風・落ち着いた雰囲気から、西洋の影響を受けて華やかに鮮やかに斬新に。
でも、昔ながらの技術で描くから和の要素が色濃く出てる。

もぅ、めっちゃスキです。
その着物の展覧会なので、かなり時間の無茶をしながらも見に行きました。

わがままを言えば、もっとたくさん見たかった!
でも、よかった!!
鳳凰(右褄と左褄で少ーし違う)・(薔薇じゃなくて)牡丹・縞模様の中に潜む銀糸・絵の向こうに、光の加減で浮かび上がる織の水玉模様…


***
同じ建物で、その日キッズダンスの大会があったみたい。
美術館から出るとたくさんの子供たちがグループ毎に最後の練習をしていました。
色とりどりの衣装。
さっきまで見ていたような色使い・柄のものもちらほら。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

チガウチガウ嘘ジャ嘘ジャナーイ

チガウチガウ嘘ジャ嘘ジャナーイ
神戸ファッション美術館で【大正浪漫着物】とゆー魅力に満ちた展覧会をやっているのです。
地元からは電車を乗り継いで、乗り継いで、乗り継いで、1時間半ちょっとくらい。
まぁどこへ行くにもこのくらいはかかりますから、別に遠いって感覚はありません。
特別見たい展覧会があれば4時間かけて移動することも厭いませんから。

しかし…
初めての美術館へ行って、超特大の入口自動ドアがピクリとも動かなかった日には、移動距離がどっと堪えます。


あー。
まさか水曜日定休とは。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

週刊文楽劇場

先週は長唄の会。
今週は日舞の会。
来週は長唄の会。

我ながらちょっとヤリスギね。
でも、三味線がいっぱい聞けてシアワセですっhappy02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

楳茂都流家元披露舞踊公演

上方舞4流の一つ、楳茂都流の、長く空いていた家元を、愛之助さんが継ぐ。
その披露公演。

見たことのない日舞が見られそうだし、長唄も聞けるし、とチケットを取って頂いて松竹座へ行ったんですが……

1階席の着物率は95パーセントを軽く越えてたんじゃない?
総見でもないのに舞妓さんや芸妓さんや元・芸妓さんもいーっぱい。
チケット売切れてたんだよね。

……こんな軽い動機で見にきちゃ悪かったんじゃないかなぁcoldsweats02
色々思うところはありましたが、来ちゃったものはしょーがないので目も耳も全開で楽しみました。


オ、オモロイ舞でした。
うん。マジで。
まさか扇子がネズミの顔になったり、尻尾(sign02)になるとはsign03
地唄も堪能させて頂きました。


***
40年後くらい、きっと自慢できると思います。
「私、扇性さんの襲名披露見たよupみんな若かったなぁ…」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『オペラ座の怪人』

ジャーーーン ジャジャジャジャジャーーン ジャジャジャジャジャーーン

はい。
止まりません。
エンドレスに流れ続けています。


T本さんのお誘いを受けてずいぶん久しぶりの劇団四季ミュージカルです。
たぶん…10年振りくらい?

「10人中9人は寝るらしいよ」なーんて脅しも受けていましたが、
なんのなんのsign03

ヒロイン・ヒーロー・悪役ととても素晴らしい歌声で、ぞくぞくすることもshine
スタンディングオベーションでカーテンコールを繰り返す素敵な舞台でした。


***
ボロボロになったオペラ座で、ゆかりの品物のオークションが行われている場面から始まります。
【ロットNo.666シャンデリアの破片一揃い】
床に置かれ布が掛けられていたシャンデリアに灯が点り天井に上がっていくと、舞台にボロボロになって垂れ下がっていた幕たちも次々と上へ……そしていつの間にか華やかな在りし日のオペラ座の物語が始まる。。。

お芝居のスタートとしてとても印象的な場面ですが、それと同時に
【舞台に垂れ下がっていたボロボロの幕】が
その後のストーリーで豪華な舞台の彩りとして全て利用されているsign01

鏡の出入口・地下へ降りる階段・湖面に浮かぶ蝋燭…


セットが、俳優・歌と並ぶ主役でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

音声ガイド三態

年末年始のストレスを一気に解消すべく、昨日は歌舞伎へ。
今日は美術館へ…3つもハシゴしちゃったcoldsweats01

京都文化博物館で【ノリタケデザイン】
京都国立博物館で【京都御所ゆかりの至宝】
えきKYOTOで【四大浮世絵師】を。

明治以降の陶器デザイン・平安時代から江戸時代までの雅な文化・江戸庶民の流行りもの、全く異なるものを見てそれぞれで音声ガイドを借りました。


ここで勝手にランキングsign03

one位⇒【京都御所ゆかりの至宝】
内容としてはベタだけど、元NHKのアナウンサー加賀美幸子さん(ガイド貸出カウンター横に写真パネルで紹介)の発音は正確無比shine
気になる雑音は一切なく、鼻濁音も完璧crown
難しい事を説明していても、それがスムーズに響く。
正にプロの仕事でした。

two位⇒【ノリタケデザイン】
ナレーションは窪田涼子さん。(ガイド一覧に書いてあったし、音声中でも自己紹介あり)
音声ガイド限定のプレゼントクイズとか、企画に工夫あり☆
ただ、ガイド内容が展示のカードと全く同じって作品もいくつか…
落ち着いた声でしたが、プロのアナウンサーと比べるとやはり呼吸音が聞こえるのが気になるんですよね。

three位⇒【四大浮世絵師】
ナレーター紹介・会社紹介とも一切なし。
バスガイド的な鼻にかかる話し方で…これが苦手なんだbearing
致命的だったのが、ガイド内で
「作品番号●番と比べて下さい」
と何度も言っていたけれど、作品カードにも作品番号ふってないし、作品一覧のペーパー資料もないし、推測するしかないんだimpact

色々、展示とは別のところでも考えさせられる一日でしたconfident

| | コメント (0) | トラックバック (0)

若冲新発見

夕刊に記事が出ていました。

伊藤若冲晩年の作である屏風が発見されたそうです。
象と、鯨と。

写真で見るだけでガンガン伝わってくる若冲の【おかしな】魅力。

あぁ、早く公開されないかなsign01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国宝 三井寺展

琵琶湖畔にある天台宗の由緒ある寺院。
秘仏の宝庫…
ある一定の修業を終えた高僧しか見られないだとか、開帳(公開って意味ね)は33年に一度だとか、そんな仏像・仏画のオンパレード。
そんなものを間近に見られるまたとない機会ですから、かぶりつきで見たい! …ところが、どうやらこの日は大阪市民シルバーデーかなにかだったみたい。
手帳を持ったおじいちゃまおばあちゃま方が続々と公園に入って行くのを見て、イヤな予感はしたんだ。
そしてその予感通り、美術館内は平日の昼間にも関わらずめちゃ混み。
頭越しに、杖と足の隙間をぬって、我慢強く列んで、何とか鑑賞。
それでも、展示品の素晴らしさにご機嫌でした。

第二展示室がメイン。
名高い黄不動が立ちはだかっていました。
開祖・円珍がピンチに陥る度に助けに現れたという黄金の不動尊。
見上げるほど大きな絵です。
そして、描かれたのは数年前と言われても信じそうなみずみずしい美しさ。

少し離れたところに、その絵を元にして作られた不動尊像がありました。
絵を忠実に再現した、という説明の通りこちらも見上げる大きさ。
正面から見るとなるほど絵とそっくりです。
では後側は?
ここで回り込めるのが美術展のいい所ですね。
覗き込んだ背中は隆々とした筋肉、それでいて柔らかそうな肌。
矛盾を感じるところが微塵もありません。
……すごいね!!
平面を立体にして、完璧な身体が表現されている。
絵師も仏師もすごい技術です。
今、この瞬間にガラスケースの内側で像が動き出しても不思議ではない存在感でした。

密教という、どちらかというと閉鎖された世界に、こんなに柔らかな・人間的な・直接触れ合えそうな、そんな信仰対象があったことに驚きました。

***
大阪市立美術館。
お城のような、美術館にはよくある系統の建物です。
古い建物なので、展示ケースのガラス継ぎ目が多い!

いや、それは別にいいんです。
ここは前回見にきた時も思ったんですが、展示方法に工夫がないことが多いんだよね…
《展示室の両脇のガラスケースと中央のテーブルに展示》×数部屋は、飽きるし展示に物語を感じにくいんだ。
等間隔に並べてるだけだし。

今回も、展示方法によればもっと魅力的になっていたような気がします。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天平芸術に乾杯!

今年も来ることができました★正倉院展!

展示品数は少ない
開催期間が短い
全国から観光バスで乗りつける
人出は異常に多い

デパートでいう、年始のセールみたいなカンジ。
気合い入った人・人・人・人…
絶対ハズレじゃない、今見なきゃ二度と見られないかもしれない、そうじゃなきゃ来ません。


1000年前のモノを見る。
その行為自体は結構よくやってます。
考古学になるともっと以前のモノ(例えば縄文土器とか)だって見てます。
でも、正倉院展はそれらと決定的き違うのです。

土の中に、墳墓の中に、歴史に、埋もれ忘れ去られていたモノではなく、
あの校倉造りの倉に納められた1300年前からずっと維持・管理されてきているモノ!

年月という劣化は避けられない部分もあります。
でも、それでも当時の姿をどれだけ確かに伝えてくれているか!

そこに推定ではなく確定の説明がある。
正倉院展で受ける衝撃は、
現代の技術をしても再現できない工芸もありますが、
8世紀から今ガラス越しに立っている自分まで連綿と続く濃密な歴史です。


【和風】ではない美しさ。
来年もまた、第61回正倉院展へ行けますように。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ベントラー・ベントラー・ベントラー』

劇団Piper
川下大洋・後藤ひろひと・山内圭哉・竹下宏太郎・腹筋善之介という、それぞれが各々劇団を率いていてもいいんじゃないのってゆーくらい実力者タチの、よく分からない集団。

その公演チケットがふとした拍子に回ってきました(定価で支払いましたよ!)。


間違いなく演技の上手い役者さんたちの集まりだし、もう好き勝手やってるんだろうなとは予想していきました。
そして好き勝手やってました。

ほんとに舞台上の役者さんが楽しそうで…


うん。
これは芝居見物上級者向け。

裏話だとか、現在の役者事情だとか、そーゆーのを知っている観客には爆笑に次ぐ爆笑だったと思う。
でも、
そこまで現代劇に関する事情に疎い私にはなかなかついて行きづらいギャグが多かった。。。
そうなるとストーリーもはちゃめちゃだから、お芝居自体について行けなくなってしまうことも。


【公演】となると、この辺りのさじ加減が難しいんですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

秋の京都デー

70ちゃんとKタロさんと京都。
もっと前に行くつもりが、ワタクシのミスで流れてましたので…sweat02

期待の紅葉は地球温暖化の影響でまだまだ。
それでも京都は十分心を満たしてくれる所ですねshine


Kタロさんのnewcarでわいわい(?)と京都へ行って
70ちゃんとワタクシがネット利用していた店へ直接行ってお買い物
裏路地の先にあるお店でランチ
京都国立博物館で芸術満腹
三条のCafeでパフェ
帰り道にラーメンとカラオケ

いゃぁ…若いな。まだまだ大丈夫だ。私も。(こう思ってる時点で、歳感じてる気もするぞcoldsweats01)

今回は行けなかった70ちゃんリクエストの龍安寺、また行こうねup


***
京都国立博物館では【japan 蒔絵宮殿を飾る 東洋の燦めき】展を鑑賞。

蒔絵細工のものって、桃山時代以降の展覧会ならたいてい何にでも1つは展示されてます。
それは蒔絵細工を見せようとしているのではない場合が多い。
贅沢で豪華で美しい細工だけど、それだけ日常に受け入れられていたものなのかなと思います。

今回はその細工が海外でどのように収集されていたか、の展覧会。
国家間の贈答品として作られたものあり、在日の外国人が注文したもの(海賊の宝箱と同じ形で蒔絵細工が施されてる!)あり、そして日本では日用品として作製販売されていたものがヨーロッパ王室のコレクションになっている…sign02

その柔軟性に驚きました。


どの展覧会でも手箱(化粧道具入れ=幅35センチ・奥行き20センチ・高さ20センチくらいの蓋つきの箱)が持って帰りたいと思うのですが、今回はもっと小さなトフィー缶くらいの小箱もいいな。これならポケットに入るし…なんてあやしいことを考えていた私bleah

| | コメント (2) | トラックバック (0)

友の会カード

国立博物館友の会カードが届きました。

去年のカード、まだ期限は残っているけど6回まで入館できる特別展ポイントを使い果たしちゃったから。
そしてまたすぐに、2週間で2つの特別展へ行く予定ですf^_^;

確実にモトは取ってるんだけど…
満点カード●枚でプレミアムカードへグレードアップ! みたいなことないかなぁ(-.-)
そうすれば、ゴールドカードはおろかブラックカードがもらえそうな気がするなぁcoldsweats01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

川瀬巴水展

1年くらい、気になっていた版画家の作品展。
ようやく関西で開催、と喜んだら自宅から片道2時間超でした。
…行くけどね。

姫路市立美術館。
国宝・世界遺産・姫路城のお膝元なので、てっきり和風な建物かと思っていたらレンガ造りの立派な洋館でした。
川瀬巴水展
その半分を使っての特別展。


川瀬巴水は明治16年生まれ、昭和32年に亡くなった版画家。
浮世絵の継承者であり、【旅情の詩人】といわれた人。

その言葉のまま、日本各地の情景がずらりとならんでいます。
どこか淋しいような、どこか懐かしいような。
大正から昭和の風景、気取らないありのままで、それでいてハッとするような風景が並びます。

一点一点、じっくり、1メートルから時には額ギリギリまで顔を近付けて見て回りました。
……そうすると、そうやって見るとやはり、北斎や写楽のインパクトには劣るんですよね。


でも。
ふと顔を上げて、展示室の反対側の壁を見たとき。
作品から5メートル・10メートル離れて見たとき。

まるで水面越しか、水晶玉越しのような。
艶やかに、鮮やかに、景色が浮き上がって見えました…!

雪や雨や夜の、暗い色調の絵が割と多くて、覗き込んでもなかなか見えなかった細かい部分が立体的に浮き上がって見えたのです。
それは、今まで感じたことのないインパクトでした。(雪舟なんかの絵を見て、【奥行き】にインパクトを受けたことは何度かあるけど、ここまで【立体的に浮き上がる】インパクトは初めてです)


うん。
見に来てよかった☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

雨の御影へ

■珠玉の刀剣・甲冑 武家の美意識

神戸市御影の香雪美術館までやってきました。
雨の中歩くのはきらいじゃない。
雨の御影へ
こんな遊歩道なら尚更です。
ま、しかし…今日はちょっと寒すぎ。
美術館入口の寒暖計は13℃だったよ(*_*)

今月2度目の【日本刀】展覧会。
……純粋に美しさを感じてるだけですからね!
このご時世だと、誤解される恐れがあるからなぁ(>_<)
まぁでも、同年代・同性でこの趣味に付き合ってくれる人はいないだろーな。。。


展覧会は、けっこうこじんまり。
刀剣自体だけでなく、拵(コシラエ=柄や鞘の部分)も色々展示されてました。
特に目貫(メヌキ=刀の柄部分を外枠と固定するピン)を集めて展示していて、それがどれも小さい(数ミリ〜1.5センチくらい)のに細かい細工で綺麗なの☆
まさに【美意識】を見た気がしました。

刀剣は平安〜鎌倉・室町時代の古刀が中心。(日本刀の世界では江戸時代は【新しい】らしい!)
実用的、と言うと物騒かもしれませんが、迫力があって尚且つ研ぎ澄まされた美しさのある古刀(特に太刀)がスキです。


しっかり楽しみました。
でも、一つだけ。
ガラスケースの中の、展示が遠かった!
もっと、もっともっと目の前で見たい!!

ちょうど1年前、日本刀にハマルきっかけとなった金刀比羅宮の刀展の展示方法が広まってくれないかなぁ。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

秋の芸術デーtwo

■入江泰吉 大和の道

通い慣れた奈良博(=国立奈良博物館)から、南にある高畑地区へ移動して…ぐるぐる…ぐるぐる…ぐるぐる…
なんせ昔ながらの町並みで観光地になってる場所だからね。
バイクでも対向から車(軽自動車でも)がくると離合場所を探さなくちゃいけない路地ばかりです。
一方通行もあるし。碁盤の目ではないし。
ハイ。
また、迷いました。

そんなに広い地域ではないし、「だいたいあっちの方」でぐるぐるしてたら着くんですけどね。
これでまた最短の道は発見・記憶できず。。
とにかく、2つ目の目的地【入江泰吉記念奈良市写真美術館】へ到着です。


入江泰吉さん。
奈良の、大和の風景を愛した写真家。
こっそり、心の中で師と仰ぐ人です。
この人の写真は、風景を《切り取る》のではなく、《つかみ取る》感じ。
何キロも奥が、写ってはいない人の物語が、見えるような感じ。

雪舟や等伯を見たときのような、一瞬息をするのを忘れた後で鳥肌が立つ、そんな写真です。
目の前に作品があって、それを何分も飽かずに眺めていると、だんだんそれが白黒なのかカラーなのか分からなくなる。
自分や自分の周辺が透明になっていくような感覚。


カメラを構える時に、色や構図にばかり気を取られている自分を少し反省。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

秋の芸術デーone

■西国三十三所 観音霊場の祈りと美

国立博物館友の会カードは1年間で年会費3000円。
特別展(だいたい入場料800〜1200円)に年6回、平常展は無制限に入れます。
期限まではあと2ヶ月くらいあるんだけど、特別展のスタンプ欄が今日で埋まりました。

変わって、まだまだ空欄が多いのがこの納経帳。
秋の芸術デー
三十三寺を巡ってご朱印を戴きます。
結願は遠いけど、この展覧会は見逃せない!


西国三十三所巡礼って、千年以上の歴史があるそうです。
それより古く各寺に伝わるもの。
ご本尊だけでなく、大きいもの小さいもの、美しい仏像。
寺の謂れを書いた縁起絵巻。
経文。
江戸時代のガイド地図。


こんな
色んな願いを込められた道だったんですね。
展覧会の最後に、5メートル四方くらいにガイド地図を拡大したものを床に貼り出して「ご自由にお乗りください」。
オジサマ・オバサマ方が嬉しそうに地名・寺名を読みながら上を歩いていました。

そう、昔から歩いて巡礼していたんだよね…
今は車だったりバイクだったり、でも願いは変わらないんだと思います。


何だか【展覧会】を見に来たのに、普通にお寺参りに行った気分になってしまいました。
あ、でも展示品はしっかり見ましたよ!
快慶の作った仏像はやっぱり超カッコイイ☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

博物館はしご

■厳島神社の刀剣 神に捧げた工芸の美

泉屋(センオク)博古館という初めての所へこっそり移動。
コソコソと特別展示室へ。

さっきの【飾り】展にも増してうっとり見惚れていたんだけどもさ…
さっきは同世代も含む、女性ばかりで結構賑わっていたけど、こちらは男性ばかりってゆーかほとんど人いないし。。。

28歳・女。
日本刀に惹かれてはイケマセンか?
こうなったら開き直るしかありません。
1振り1振りの前でぽぉぉーっと見入ってました。

***
刀自体の美しさだけでなく、厳島神社の立地から毛利家の諸将が奉納したって謂われが解説されてます。
大河ドラマのおかげで家系図が浮かぶので、それが更に楽しかった☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

KAZARI(かざり) 日本美の情熱

千利休のお膝元・堺で生まれ育ちました。
利休が確立した【侘びさび】の世界=【古き日本文化】って感覚がどうしても染み付いているんですよね。
でもさ、それってせいぜい江戸時代までしか遡れないわけで。
その前に、これだけの渋ーいセンスを反動で生み出すだけのド派手な文化があったはずで。

それを【飾り】という視点で見せてくれる展覧会。
実はあんまり期待してなかったんデス。
今年1月に行った東京国立博物館でも同じような企画見たし。それよりは規模が小さくなるだろうから。

確かに規模は小さかった。
展示室1つ(1フロア)だけ。
でも【飾り】に特化してる分、企画勝ちsign01
それぞれのコーナーを紹介する文章も「武将のダンディズム」とか、イケてるしscissors
展示物も、国宝や重文が並ぶわけじゃないけど目を引くものが多くて…

多少こじつけを感じる説明や、時代順序の無視もあったけど、ぐるりと見て回って楽しかったsign03
学芸員さんのセンスに脱帽です。

***
今回も初っ端が縄文土器でした。(東京もそうだった)
4500年前の美意識。
やっぱり釘付けになる迫力でした。
3ヶ月振りの再会・火焔型土器さんlovely

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黒田清輝展

神戸市立小磯記念美術館。

ポートアイランドなんですよね…疲れで朝寝坊してしまったので諦めようかと思ったんですが、身体を奮い起こしてお昼から行ってきました。

黒田清輝=明治期の洋画家です。

油絵ってのは…よく分からないんです。

基本的に日本古来のものが好きでたくさん見てきましたから。

でも、キャンバスからやってくる不思議な感覚を捕まえたくて、それもヨーロッパの人が描くキリスト教の世界じゃない絵から感じたくて、見に来ました。

【捕らえどころのない】、覗き込めば奥行きや細々したものが見えてくるけど、一見すると人物の顔に目鼻口も描かれていないような。。。

デジタルカメラのモニターみたいな感じ。

何百万画素で撮影しているから、拡大したら細かい部分が見えてくる。

ピントが合っているような、ブレているような。

何重にも重ね塗りされている不透明な油絵の具が、まるで透明なような錯覚を覚えます。

今回の展覧会では、作品と並んで部分ごとの(例えば手だけだったり)スケッチなども展示されて、作成の過程が分かるようになっていました。

あれだけの表現が下に塗り込められていれば…

また知らない世界へのドアが見つかったようです。

***

出口付近に、近隣の美術館のポスターが掲示されていました。

その中に【川瀬巴水展覧会】を発見!

何ヶ月か前に、テレビでこの人の版画に一目惚れしたんです!!

名前覚えていてよかったー★

また一つ、行く予定の展覧会が増えました(10月にいくつ行くことになるやらsweat02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『国言詢音頭』

■111回 文楽公演

行ってきましたよ!
【文楽を観に】国立文楽劇場へ。

日本舞踊や、歌舞伎や、長唄や…
この劇場にもすっかり通いなれていたんですが。

大阪の生まれ育ちなのに、ほぼ初体験に近い文楽。

文楽ってのは
義大夫というストーリーメロディーがあって、そこに効果をつける三味線があって、ビジュアル表現をする人形がある…と音声ガイドで説明が。
つまり
【語り〉音楽〉人形】ってこと。
人形が1番かと思っていたので、まずこの説明で衝撃を受けました。

ストーリーは…
北新地で、薩摩の武士(=田舎者)が惚れ込んだ女郎に実は笑い者にされていたんだと知り、5人を次々斬り殺した…
という、何やらこの夏見るには意味深なカンジ。

語りを聞いて、三味線聞いて、人形を見ながら、舞台上部にある字幕も見て、音声ガイドも。
ちょっと忙し過ぎて、ついていくのが精一杯って所もありました。

でも。
義大夫の日本語のきれいなこと!
「流れるような」って表現は正にこれだと思うんですが、それでいてすごくドラマチック☆
笑いあう噂話・恐れ悲しむ声・睦言・断末魔の悲鳴。
たった一人が、800人収容のホールに、マイクなしで、響く声。

そして、その声にぴたりとはまる三味線と人形。
文楽の醍醐味ってこれなんだろうな。
まだまだ余裕を持って楽しむというまではいきませんが、また見に来たいと思いました。

***
ぐりぐりと刀を突き立て、髪をつかんで首を切り落とす。腕が飛び、胴がはらわれ、顔面が真っ二つに。

様式化され、常に美しさを表現する歌舞伎と違い、リアルな表現。

スプラッター…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ナニワ(7・2・8)の日

ナニワ(7・2・0)の方がよろしくないか…?

それはさておき、今日は浪花を感じる日にします!
これから松竹座で七月大歌舞伎(昼の部)を観て、夜はそごう劇場(初めて!)で落語を楽しみます☆

わくわく、るんるんです♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国宝法隆寺金堂展

奈良国立博物館、ホームって感覚のある場所です。
また行ってきました。

法隆寺展、じゃなくて法隆寺【金堂】展、なのが今回のミソね。
一点集中型の企画展示ほどおもしろいものはありません。
改修工事に合わせて、博物館内に金堂を再現…元がそんなに大きな建物じゃないから、展示室は1つだけ。
入場者の多さを考えたら、関わりのある展示品を集めて新館全体を使うというテもあったと思う。
でも、それをあえて濃密な1室に展示してくれた学芸員さんに拍手!


展示されていたのは
火災から逃れた飛天図
再現壁画
四天王立像
銅剣2本
阿弥陀三尊像と台座と天蓋
台座2つ
天蓋

あ、並べて書くと余計に少なく感じる。
でもね、千年以上に渡って存在し、信仰されてきたものたち。
見れば見るほど魅了されます。

飛鳥時代の造形は、今よく見かける仏像なんかとはイメージがまったく違います。
守護神である四天王像の顔立ちが優しい、と新聞記事なんかでよく読みましたが、私にとっては優しいというよりも…
うーん。言い表すとすれば、
【グローバル】!

奈良時代くらいまでの造形って、ものすごく中国大陸の影響をモロ感じるし、
よく見れば中東なんかの息吹を感じることもできる。

この、大きな空気・雰囲気がスキです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ルーウ゛ル美術館展フランス宮廷の美

キンキラ、ピキャピキャ、重厚。それでいて自然を取り入れまくってる。

フランス革命が起きるまでの、宮廷内の美術ブームが流れに沿って展示されていました。
うん。
あの。
ヨーロッパって単純に想像したらこんな感じ。

でも、細部はぼやけて想像してて、実物をよく見ると
植物の蔓がうねっているのはともかくとして、お皿の蓋のつまみがアーティチョークだったりブロッコリーだったりザリガニだったり…
けっこう衝撃を受けました。


きれいだなぁ。
細かいなぁ。
すごいなぁ。
そう思いながら見て回っていたのですが、どうも周囲の人と自分に温度差がある……
思い出しました。
『わたし、ベルばら見たことない!!』

実際に●●王女が買ったとか、●●から●●へ受け継がれたとか、マリー・アントワネットの部屋にあったとか…
その辺りにみんな食いついているっぽかったです。


***
開館10分前に到着してスロープに列んでいました。
美術館のおにーちゃん(なかなかイケメン)が人員整理に出てきて叫びました。
【本日は、ルーウ゛ル美術館へお越し頂き、誠にありがとうございます】

その1文字は抜いたらあかんやろぅ!!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ラクゴリラ

話題のワッハ上方へ、落語聞きに行ってきましたgood
アフター5落語は初ですが、こんな風に軽ーく聞きに行くのも楽しいですね!
しゃちこばって行くよりも、ずっと身近に感じます。

喬介さん・つく枝さん、こごろうさん・花丸さん、そして生喬さん。
まだまだ修業中ですっ、てゆー喬介さんから、笑わせながらもじーんとさせてくれたこごろうさん、お腹痛くなるほど爆笑した花丸さん・生喬さんまで。

帰宅してから「誰やったん?」と問う母に言っても「(名前)聞いたことないわぁ」という若手メンバーでしたが、
ワッハ上方研修室(ちょっとした会議室程度の大きさ)に高座作って畳敷いた場所で、3時間・1500円。

うん。
大満足の楽しさでした。
あ、でも大御所の噺も聞きたくなったなぁf^_^;

***
一人で何役も、しかも座布団に座ったまま演じ分ける…何度見ても落語ってスゴイゎ。。。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

三響會 #3

この三響會、平成9年に始まったそうです。
能楽師の亀井広忠さん、歌舞伎囃子の田中傳左衛門さん・田中傳次郎さん、3兄弟が主宰。

伝統芸能の会ってことで、難しいかも・眠くなるかも、と構えていた部分もあったんですが…

めっちゃおしゃれでした!

↑誤解を与えかねない表現ですが。
演目は、アレンジが加わっていても、伝統に基づいているのがよく分かります。
そこではなくて、例えば舞台上のセット。
舞台後方に等間隔に青竹が立てられて、中央には間があけられています。竹より後方は暗闇で、竹に向かって横から斜めに僅かな照明。竹手前には中央に向かって高くなるように左右3本づつの和蝋燭が燈されて。
奥の暗闇から役者が浮き出るように竹の間を通ってきます…!

ぞくりとするほどカッコイイ。
この舞台セットは、古くから伝わるものではなくて、とても斬新さ・若さを感じます。
へぇぇ〜と思ったんですが、パンフレットを見て衝撃を受けました。

主宰の3兄弟は私の2〜5歳上の方たち。
主たる役者さんももう少し年上から年下まで。
同世代、と言ってもいい人ばかりです。

その人たちが、自身の仕事をするだけじゃなくて、広めるために・学ぶために・作るために、こういった会を10年前から行っている…


時間がないとか、お金がないとかを理由にして、二の足を踏んでいる場合じゃないな。
やりたいこと・やってみたいことはやらなきゃいけない。
始めなければ始まらない。

ドンっと背中を押された気分です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三響會 #2

三響會 #2
●『竹生島』 能と歌舞伎による
竜神を亀治郎さんが、都人を梅枝さんが、弁財天を孝太郎さんが、それぞれ舞います。
歌舞伎の部分と能の部分、入れ代わりは音楽が頼りでした。(三味線や琴が入る歌舞伎と、地謡の能)
でも、孝太郎さんが舞台中央で一人踊っている最中に、音楽が歌舞伎から能へ変わった瞬間。
ただ立っていた孝太郎さんの重心が少し斜め後ろへ下がったように見えました。

正しいのかどうかはわかりません。
でも、《歩く》だけでもどこか違う、その違いがすこーしだけでも見えたのだとすれば、嬉しいな!

●『月見座頭』 舞踊・狂言・歌舞伎による
座頭を舞踊の藤間勘十郎さんが、座頭(盲目の人)をからかう男二人を狂言の茂山逸平さんと歌舞伎の壱太郎くん。
勘十郎さんは、杖をついて探りながら歩く・手探りで酒を飲む、そんな動作も(もちろん舞の部分も)とても滑らか。すごくきれい!
逸平さんと壱太郎くんは狂言的な動き。
台詞はほとんど話さないけど、何を思っているかはよく分かる。(手話みたい!)
でも…逸平さんと壱太郎くんの動きは少しづつ違う。

これが身体を使った表現方法の違い、なのかなぁ。
中央の舞を見て、端の二人の動きを見て、双眼鏡を忙しく動かしながら、楽しく見ました。

●『船弁慶』 能と歌舞伎による
義経との別れの舞を踊る静御前を能の片山清司さん(昼の部)/観世善正さん(夜の部)。
静御前が去った後、船に乗り込んだ義経一行の前に立ち塞がり、やがて弁慶の祈祷で退散した平知盛の怨霊を歌舞伎の染五郎さん。
この舞踊は、歌舞伎として見たことがあります。
その時は義経や弁慶なんかも出てきていました。
でも、能は《静の舞》と《知盛の舞》だけのようですね。
今回は《静の舞》が能で、《知盛の舞》が歌舞伎だったと思います。
動きを抑えた能と、薙刀を振り回す歌舞伎。
能面で表情のない能と、隈取りで表情を強調している歌舞伎。
大きな大きな違いがありますが、それぞれの役の気持ちの部分はどちらも伝わってきました。

●『安達原』 能(昼の部)/歌舞伎(夜の部)
山伏(能⇒福王和幸さん/歌舞伎⇒梅枝さん)が安達ヶ原で老女(能⇒観世銕之丞さん/歌舞伎⇒亀治郎さん)に一夜の宿を求めたら、実はその老女が鬼で、鬼が隠していた死体を見つけた荷物持ち(能⇒茂山宗彦さん/歌舞伎⇒染五郎さん)と逃げ出して、途中で鬼に追い付かれるけど、山伏の法力で祈り伏せられる、というストーリー。
一日の内で、能と歌舞伎という別の表現で、同一の演目を見ることができる。
楽しかった!

能の方が重々しいイメージ。
でも、荷物持ちが死体を見つけるシーンで、わざわざ老女の部屋を覗くんじゃないと止める山伏のもとからからそっと抜け出していく部分で、かなりしっかり笑いを取ります。
歌舞伎は、能から取った演目なので、最初の方はほぼそっくりです。
部屋を覗くシーンも、特にツッコミ所なくあっさり発見してしまいます。
でも、最後の対決シーンは鬼・山伏それぞれの強さを見せて、迫力がありました。(最後は鬼が後ろ向きに奈落に飛び落ちて、1階席からは悲鳴が上がってました)

能と歌舞伎にそれぞれイメージしていた特徴を押さえつつ、イメージとは違う部分も並べて見ると際立って、楽しかったです!

●『五人三番三』 狂言
『三番三(叟)』っていうのは、通常一人で舞う、神聖視されている特別な舞だそうです。
それを5人で舞う…想像もつかないと思っていたら、まずは舞台番の茂山千之丞さんと鈴渡しの片岡孝太郎さんが登場しました。
鈴渡しは、その名の通り舞の途中で踊り手へ鈴を渡す人。舞台番は…座頭としてこの舞台を紹介する人、ということらしいです。
堂々と登場した千之丞さん。
客席にむかって
「レディース&ジェントルメン!」
びっくりしました。
「無礼千万(に5人で舞う)」だとか、「(これからも三響會をお願いしますと)これだけ頼んでおけば大丈夫でしょう」とか、散々笑わせて頂いて、肩の力が抜けたところで舞が始まりました。
茂山正邦さん・宗彦さん・茂さん・逸平さん・童司さん。
童司さんかな…ちょっとついていくのが精一杯じゃないですか? って見える部分もありましたが、さすが祈りを込めた舞というか、すごい迫力でした。
ずっと小鼓や大鼓がなっているんですが、それがテンポ100〜120くらいじゃないかな。めちゃくちゃ速かったです。
古い音楽はゆっくりしたもの、なんて思い込んじゃいけませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三響會

去年も興味はあったんですけどね。
今年初めて行った動機は【亀治郎さんが出てる】からheart01

…そんなの関係なしに去年も見ればよかった!


能があって、狂言があって、歌舞伎がある。
歌舞伎のイヤホンガイドでも「能を元にした」って言葉をよく聞きます。
理解はしているつもりでも、百聞は一見にしかず。

3つがミックスされた舞台や、同じ演目を能と歌舞伎それぞれで上演。
歴史が目の前に迫ってきました。

歌舞伎はもうだいぶ見てきたけど、プロが演じる能や狂言を見るのは多分小中学生以来。
まずはどっちが能で、どっちが狂言だったかを思い出さなきゃ…

金ぴかの狩衣みたいなのを着て、面をつけているのが能だよね。
素顔でカツラもつけずに出てくるのが狂言、と。

中学の体育館で見た記憶によると、狂言はかなりおもしろい。
とってもコメディ。
このイメージは継続しました。

能は…テレビの大河ドラマで戦国武将役の俳優さんが舞ってるのを見た記憶がほとんどだから…よくわからん。分かりにくそうってイメージでした。
これが大間違い!
三味線やメロディーが入らないからってのがあるのかもしれないけれど、歌舞伎よりも言葉が聞き取りやすい!!

新しい発見がいっぱいで、楽しい一日でした。
…南座の3階席はやっぱり狭くて、足腰には辛かったけどsweat02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Clubケイバ〜

Clubケイバ〜
奈良国立博物館へ【天馬 シルクロードを翔ける夢の馬】を見に行きました。
締めはディープインパクトとメイショウサムソンでした(゜_゜ ←現代の天馬らしい。


いや、展覧会ですよ。
天馬=ペガサス⇒ヨーロッパの麗しいイメージ
なんだか奈良博のイメージとは重ならないなぁ、と思ったんです。
実際、第二章のコーナーで並んでいたのはギリシア神話を元にしたローマなんかの壷や白い大理石の柱飾りや金貨です。
奈良博といえばシルクロードの終点を自認するばりばりアジアなイメージ。
おもしろいけど違和感…と見て回っていると、やっぱり!

第三章のタイトルは『天馬東走〜アジアの空へ』。
キタキタキター!!
一気に見慣れたイメージへ。
唐三彩馬とか、法隆寺の錦に織り込まれた馬だとか、正倉院宝物の中の馬のイメージだとか、下賀茂神社の競馬だとか、メイショウサムソンだとか…


今まで、写真や映像でだけ見ていて興味のあったような展示もたくさんあって楽しかった☆

しかし、よーく考えると、途中から、いつのまにか
羽の生えていない馬
ばかりになっていたよーな。。。
ま、いっか(*^ー')b

***
天馬展を見るために、奈良博新館へ向かっていたのですが、イタイくらいの日差し。
通り抜けるつもりで入った本館でやっていた仏像陳列が素敵で、ぐるっと1周しました♪
国宝の仏像とは目が合うんです。それでいて不気味には感じないのがすごいところ。
乾漆像を こんな間近で こんなにたくさん 心置きなく見られるのは、奈良ならではですよね★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フォーカスとフレーミング

フォーカスとフレーミング
写真撮るときに、いつも気をつけていることです。
大胆に。
そう心掛けています。
たぶん、これは浮世絵の影響。

【ミネアポリス美術館秘蔵浮世絵展】(奈良県立美術館)も楽しみにしていました。

以前、大阪市立美術館で見た展覧会よりは派手さに欠けるかな。
それから、ガラスケースの向こう側に、額に入った絵が飾られていることが多くてちょっと遠かった!

でも、そんな状況でも浮世絵ってカッコイイ☆
今回は時代順・代表作者順に並べてくれているので、技法の発展やデザインの流行りがよくわかる。
ゆったりと流れているものが、時々劇的に変化します。
春信、歌麿、写楽、国芳、北斎、広重…
ガラスケースの前をゆっくり進んでいた足を、ビクッと止めるインパクト。

それが描かれているということよりも、
浮世絵は一般の市民が求めたデザインを版元が販売している
っていうことが、
江戸時代の人々の美意識が、
スゴイ!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

人間をナメてはいけない

大阪駅からJR福知山線で50分。
山と水田に囲まれた超のどかな駅に降りたって、そこからさらに路線バスで20分。
自宅を出て3時間弱…
これで、万一展示がハズレだったらどうしよう、といらぬ心配をしてみたりして。

兵庫陶芸美術館。
ぴっかぴかに新しくて、やたらめったら大きいです。(思わず兵庫県民でもないのに、税金何億使ったんやろぅと心配してしまいました)

目的は【縄文〜いにしえの造形と意匠】。
1月に東京国立博物館で見た火焔型土器の美しさにインパクトを受けた……ように記憶しているんですが……
あの展示は、日本美術の歴史を縄文から順番にイイモノだけ並べてたからなぁ。全体のインパクトやったかも。。。

距離・時間的に"ちょっと美術館まで"ではなくて、"日帰り旅行"めいてきたので、かなり弱気になっていました。
でもね、第一展示室で、1番に出迎えてくれた国宝・火焔型土器!!
来て良かった。そう心から思いました。
(展示方もうまかった! 初っ端が華やかなもの。その部屋で縄文時代草創期から終期までの流れを見せて、第二展示室で1番華やかな中期を特集。第三室でちょっと地味メな壷なんかを並べて、第四室はガラっと雰囲気を変えて土偶特集。最後にもう一度土器の造形美を見せるように効果的に並べてライトを当てて…ここの学芸員さんナイス☆)


縄文土器といえば、
稚拙・派手・ゴツイ
ってゆーイメージだったんですが。
見れば見るほど、
 《優美》
ですっ。
そりゃぁ1万3000年前とか1万年前ですから、ロクロはないし真円ではありません。
飾りもキチンと4等分なんかされてないものが多いです。
でもね、
でもっ。
計算され尽くしたかのような、
それでいてストレートに心に響く、
すごいデザインです。

色んな焼き物を見て、吸い込まれるような魅力に見入ることは何度か経験があります。
でも、今回みたいにじーっと見ている内にゾクッと寒気がして涙が出てくるような、そんなパワーを持った焼き物は初めてです。

文字を持たない時代だから、土器の模様や形は感情を残す数少ない手段だったんでしょうか?
だから溢れる想いを詰め込んで、それが今でも噴出しているんでしょうか?


頭いっぱいいっぱいになってしまった…
昔々だから、とナメていた自分を深く反省。

出展数とその中の国宝・重文の多さから、「縄文土器はこれで一生分見られるゎ」と気軽に考えていた私。
訂正します。
これからも縄文土器の展覧会があれば飛んでいきます!
めっちゃ縄文土器LOVEです!!

***
またまた変わりダネ趣味が増えてしまった…
歌舞伎はともかく、これに付き合ってくれるトモダチはいないだろうなsweat02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鬼のパンツ!

昨日午前中、今週4つメの展覧会へ行ってきました。。。ちょっとやり過ぎだな(-.-;)

大阪市立美術館の【聖徳太子ゆかりの名宝】です。
上の太子=叡福寺はしょっちゅう横を通ってるし、太子陵もよく見てるのに、実は行ったことがない。
聖徳太子って、知ってるようであまり知らない。
ごくごく地元のことなのに…

で、見に行きました。
信仰対象となっている人ですからね。
伝説がスペクタクルです。
それでいて人間くさいのは、おおらかな古い時代の特徴かな。
太子の生涯(母の受胎から死後、一族を滅ぼされるまで)を描いた絵図がたくさんあったのですが、その中に【黒駒、太子を驚かせたことを思い悩む】ってくだりが…
どうやらこの黒馬さんは太子を乗せて富士山に登ったり、太子が亡くなった翌日に殉死するような関わりの深いお馬さんのよーですが、一体何をどうやって聖徳太子を驚かせたんでしょうか。
絵の中の黒馬は前足で頭を抱え込まんばかりに悩んでいたので、気になります。今度調べてみよう。
ってゆうか、この絵図をお坊さんが解説してくれる(=絵説き)機会があれば聴きに行きたいな。

展示は絵だけでなく、仏像も並んでいました。
信仰対象なので、定型があるものを各時代に作っています。
それが並ぶと、奈良時代以前の朴訥とした顔・平安時代のスマートスタイル・鎌倉時代の力強さなど、時代毎の特徴を見比べられて楽しい。(私は奈良時代以前の顔がスキ。筋肉の表現は鎌倉時代が大スキ)

そして、展覧会の1番の魅力は仏像を背後からも見ることができること!
通常なら厨子に入っていて、正面から、それも薄暗い中で拝むことしかできない像を
照明の中であらゆる角度から眺める
これが最高です。
背後も細かく表現されていることが多いし、正面よりも劣化が少なく当時の面影を見ることができます。

今展覧会の展示番号112【木造 毘沙門天立像(大阪・大聖勝軍寺所蔵)】は鎌倉時代の作。
正面から見るとただの木像ですが、背面の一部に彩色が残っていました。
それが、毘沙門天に踏み付けられた邪鬼の腰の部分。

正しい鬼のパンツって、ヒョウ柄なんだ…!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

静かな喝采とツッコミ

えー。
今日も京都です。
今日も京都で博物館です。

ついこの間、ってか一昨日来たとこやん。
そのご指摘は甘んじて受けます。
いくら大阪は定期券があるったって、往復で千円弱交通費かかるんです。わかってます。給料日前です。
でもね…1日で美術館・博物館3つハシゴはさすがにできへんねん!

と、ゆーことで。
今日は
細見美術館の【江戸絵画の夢と光 若冲・北斎とともに】

京都文化博物館【源氏物語千年紀 恋、千年の時空をこえて】
をハシゴで見てきました。


細見美術館は、私設なのでそんなに大きくはありません。
じっくり見て回っても1時間半あれば十分かな。
テーマは『江戸時代の絵画』。
江戸時代っても270年くらいあるでしょ。
ちょっと、展示室の大きさと数にしてはテーマが壮大すぎるかな。
まぁでもポイントを押さえてる感じで、ある意味見やすい展覧会でした。
その中のある展示室で、若冲と応挙と祖仙がずらっとならんでた!!
大好きな画家たち(←ココ複数なのが重要★)の作品に囲まれる幸せo(^-^)o

京都文化博物館の方は、あんまり来る予定ではなかったんですけどね。
タダ券があったんで。
そんな期待の割に、さすが『京都でやる源氏物語の千年記念展』だけあって、気合い入ってる展示内容でした。
国宝源氏物語絵巻はなかったけど(あったら大行列&入場規制必至)、江戸時代作成の屏風や絵はたくさんあって、どれもキレイ!
物語に描かれている世界だけじゃなくて、書かれた時代の背景や、後世どのように読まれ・研究されてきたか、その流れも分かって楽しかったです。(〆は大和和希さんの『あさきゆめみし』カラー原画やったし)


で。
わざわざ平日狙ったんですけどね。
どちらの美術館・博物館でも喧しいオバサンが近くにいてよろしくありませんでした。

特に、細見美術館の3人組!
その3人が話してない瞬間は「シーン」って聞こえそうなくらい静かな空間やのに、いくら展示に関わるおしゃべりとはいえボリュームでかすぎる!!
おじさんが咳ばらいしたり、別のおばさんが感想ノートに「不快」って書いてても気付いてなくて、どーしても我慢できなかったんで
「すみません、ちょっとボリューム落として下さい」
と直接注意に行きました(小さい美術館だからカメラだけで、各展示室ごとの学芸員がいなかったんだ…)。
そうしたら、静かな空間が戻ってきて、こっそり周囲の人から会釈や小さいガッツポーズをしてもらいました。
あの瞬間、第3展示室のヒーローは私だったみたいf^_^;

文化博物館は、元々そんなに静かな空間ではなかったんで、おしゃべりもさほど気にならなかったんですが
「玉鬘は夕霧と匂の宮の子供やで!」
とゆーオバサン2人の会話には周囲が完全にフリーズしていました。
その場にいた全員が心の中でツッコんでいたと思います(フリーズが溶けるまでに時間がかかったから誰も直接はツッコミできず)。
玉鬘は頭中将と夕顔の娘! 夕霧と匂の宮は両方男やし! 世代も血筋も違うしっ!

***
日程的には体にキツイのは理解してました。
短距離でも地下鉄利用したり、体力温存に努めました。
……やっぱ、しんどぉ…sweat02

でもどうしても今日、行きたかったんです。
会社で、精神から胃にくるくらいのストレスを抱えてしまったので。
酒の飲めない私の1番の《ストレス解消法》は芸術鑑賞ですね。
入ってくるものが膨大なので、悩みを忘れられますshine

| | コメント (0) | トラックバック (0)

泣きたくなるほど、おもしろい

京都国立博物館の特別展覧会
『没後120周年記念 絵画の冒険者 暁斎 近代へ架ける橋』
を 見てきました。

イヤ、アノ。
伊藤若冲は世に知られるようになった2000年当初から追っ掛けてるし
曾我蕭白も北斎も直にその作品見ています。
従来のイメージを崩す【ヘンな日本画】に対する免疫も耐性もあると思っていたんですが。

がっ。
まだこんな人がいたんだ!
こんなに精密で
こんなに超絶技巧で
こんなに大胆で
こんなに洒落っ気のある
こんな…
こんな……

どう頑張ってもぽかんと口が開いてしまいました。
すごいよ!!

縦4メートル・横17メートルの歌舞伎の引き幕に、わずか4時間で妖怪の絵を描いたそうです。
足跡、残ってるし。
妖怪も、ただの妖怪じゃなくて、当時の役者の似顔絵なんだって! 言われて見れば、中央右側の妖怪は海老蔵そっくり!!

かと思えば、髪の1本1本まで細かく柔らかく描き上げられた大和絵のような作品も。
狩野派を納めてるだけある凛々しい絵も。

本当に一人の人間が描いた絵ですか!?
筆跡からはどうとも信じられません。

でもね。
それぞれの絵の根底に流れる精神は、ずっと連なっていました。

キリストが描かれていたり
地獄巡りの連作の中に機関車が走っていたり
風神が鷹に追われたり、雷神が太鼓を海に落としたり
閻魔大王が美女に鼻の下を伸ばしたり
涅槃図(釈迦が死んだ時の絵のモチーフ)かと思ったら、木の下で昼寝をしてるだけだったり

江戸末期から明治中期にかけて、先進のものを追いかけながらも、古くからのものを愛し。
何よりも人が、
人の情というか業というか欲というか…そういう所を愛してそれを描いた人だったんだなぁ。。。

ものすごい衝撃を受けて。
それ以上に感動した展覧会でした。
この記事のタイトルが展覧会のキャッチコピーでしたが、正にそうでした☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Lマガジンに読む

毎年この時期のLマガは1年間の美術館・博物館特別展予定が特集で掲載されます。
これで年間計画を立てました。

【縄文 いにしえの造形と意匠】〜6/1 兵庫陶芸美術館(←去年、東京国立博物館で見た火焔型土器の美しさが忘れられません。もう一度見たい…)
【ミネアポリス美術館秘蔵浮世絵展】4/5〜5/25 奈良県立美術館(←巡回なんかでかなりいい展覧会も多いんだけど、いつ行っても空いているイイトコロです)
【天馬 シルクロードを翔ける夢の馬】4/5〜6/1 奈良国立博物館(←私のベースたる博物館です)
【絵画の冒険者 暁斎】4/8〜5/11 京都国立博物館(←これはもう行く日も決めてある)
【江戸絵画の夢と光 若冲・北斎とともに】4/18〜6/1 細見美術館(←この美術館はけっこうイイ絵画展が多い)
【聖徳太子ゆかりの名宝】4/26〜6/8 大阪市立美術館(←墓所があるとされてる叡福寺の横はよく通るけど、まだ入ったことないんだよね)
【源氏物語千年紀 恋、千年の時空をこえて】4/26〜6/8 京都文化博物館(←源氏物語絵巻はもう見たことあるし、別にいいかなと思ってたんだけど、タダ券が手に入ったから)
【ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美】4/26〜7/6 神戸市立博物館(←デカイ特別展が多いトコロですよね。今回も外せません)
【ガレとジャポニズム】5/22〜7/13 サントリーミュージアム天保山(←いつかもし、それなりの部屋に住めたら置きたいのよね)
【江戸時代の仏教・神道版画】6/7〜7/27 奈良県立美術館(←浮世絵から入って、最近江戸時代の版画に興味アリ)
【国宝 法隆寺金堂展】6/14〜7/21 奈良国立博物館(←これは見ておかないと)
【入江泰吉 大和の道】7/5〜9/28 入江泰吉記念奈良市写真美術館(←私の写真の心の師です)
【黒田清輝展】7/19〜8/31 神戸市立小磯記念美術館(←この人の絵も好き…)
【西国三十三所 観音霊場の祈りと美】8/1〜9/28 奈良国立博物館(←朱印帳を持って巡っている身としては行かないと)
【KAZARI(かざり)日本美の情熱】8/2〜9/15 京都文化博物館(←この博物館の別館の天井装飾が好き)
【厳島神社の刀剣 神に捧げた工芸の美】8/9〜9/21 泉屋博古館(←日本刀好きにはたまりません)
【白磁の美 東洋における造形とその展開】8/22〜10/5 大和文華館(←焼き物のなかでは白磁と透かし彫りがLOVEです)
【佐伯祐三 パリで夭折した天才画家の道】9/9〜10/19 大阪市立美術館(←この人の絵はまだ直に見たことないけど、好きなタイプの予感)
【甲冑・刀剣 父祖の心(仮)】9/13〜10/13 香雪美術館(←刀はとくに実用性の高い方が好き…)
【酒器に酔う 東アジアの酒文化】10/11〜12/26 大阪市立東洋陶磁美術館(←この美術館もダイスキ。この春リニューアルしたから楽しみ)
【japan 蒔絵ー宮殿を飾る 東洋の燦めき】10/18〜12/7 京都国立博物館(蒔絵細工の箱とか、いつも持って帰りたくなるんだよね)
【地震展(仮)】10/25〜12/7 大阪市立自然史博物館(←1番怖いものに対する知識をつけたいと思います)
【第60回正倉院展】10月末〜11月中旬(←なぜか毎年Lマガに載ってない。日本で1番重要な展覧会だと思うのに)
【国宝 三井寺展】11/1〜12/14 大阪市立美術館(←外観しか見たことないけど、綺麗なお寺だった)
【国宝・梵鐘】12/16〜1/18 佐川美術館(←鐘って最近つかせてくれる所少ないし、間近で見る機会がないからね)
【日本画の精華】1/2〜2/15 西宮市大谷記念美術館(←「精華」って本質をなす最も優れている点・神髄って意味で、好きな言葉です)
【四大浮世絵師展】1/2〜1/21 美術館「えき」KYOTO(←当たりかはずれか、直前まで見極めがいりそうですね)
【京都御所の至宝(仮)】1/10〜2/22 京都国立博物館(←これはまずはずれではないでしょう)
【大正浪漫着物(仮)】1/24〜4/7 神戸ファッション美術館(←この時代の着物センスは最高です)


こ、今年も計画的に行かなきゃ!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

一人で京懐石を食べる度胸

一人で京懐石を食べる度胸
…あるわけないじゃん。(財布の中身も足りません)

京都文化博物館で『乾山の芸術と光琳』展を見たら、その皿のあまりのインパクトに、それを使いたくなったんだけど。ね。
ええとこの次男坊・三男坊が、遺産を破産しそうになって芸術で暮らしていく。
考えていたより、結構切実で、でも予想通り金持ちらしい一見不要なこだわりが多かったんじゃないのかなぁ。

あ、光琳は知ってる?
江戸時代のCool系な画家。
乾山はその弟で、陶芸家…ってゆーかプロデューサー。

窯を開き、自らの目指すところ・パトロンの求めるところを表現する焼き物を造る(職人に作らせる)。
パトロンの衰退を感じれば、一般受けするものを造る。
こー言っちゃうと、なんか安っぽく感じるかもしれないけれど、作品見たら違う。
【今現在もあるもの】ばかり。
【それまではなかったもの】ばかり。
その着目点・表現のセンスに圧倒されました。


***
この感想は、今まであちこちの展覧会を見て溜め込んできた感想があったから感じることができたものだと思う。
『知識』まではとても至っていないけど、気の向くままあちこちの展覧会へ行き続けていてよかった。
最近ようやく実り始めたかな。


で。
懐石料理へ突撃はとてもできなかったので。
桜を見に行った渉成園という庭園でお抹茶をいただきました。
きれいな庭を眺めながらお薄をいただく。
ワンコインでできる贅沢ですね☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国立文楽劇場

ここ一年ですっかり通い慣れましたね。(今月も2回目だし)
1年前は行ったこともなかったのに…
楽屋や舞台裏まで入っちまったよ(^_^;)
あ。
でも、重大な告白。
ここで文楽をまだ見たことがありません!


今日も日舞の会です。
あちこちに誘って頂いて、見に行って。
フィーリングで見るってトコから一向に成長ナシ。
良い・悪いってゆーより、好き・あまり好きじゃないってカンジで見てます。
だまーってると、周りのおばさま方が批評を聞かせてくれて、それを「ほーなるほどー」と聞くんです。(「なるほどー」まで分からない時が多い)


今日の踊りの会は今まで見に行った中では1番…静かってゆーか、シンプルってゆーか…
そんなに長時間でもなかったし、TV局が来ていることも、歌舞伎役者がゲスト出演することもないし、客席もゆったりしてるし。

こーゆー雰囲気、安心します。
なんか、お誘い頂いて色々な方をご紹介されるんですが。。。
ものすごく嬉しくて楽しいんですよ! 未知の世界だし。
でも、ものすごく猫被らなきゃならない時もあるんですよ…ミチノセカイ。
決まり文句みたいに初めてのご挨拶で聞かれるのが「何のお稽古事をされているんですか?」って世界ですから。


だから、今日のアットホームな雰囲気の踊りの会はとっても安心しました。
カワイイ男の子いっぱいいたし(≧ω≦)b

| | コメント (0) | トラックバック (0)

しゃしゃしゃしゃ三味線〜

惚れて一年。
貴方はいつも控え目でした。
舞台の後方か、見えないところで芝居や踊りのBGMを奏でていました。
でも、その響きは時に主役を越すほどで私の胸に迫ってきました……

ついに、
歌舞伎⇒日舞ときて、ついに
長唄の会にもきちゃったよ。
11:30から19:00まで。
ひたすら唄と三味線(と鼓や笛)です。
目は三味線にひたすら釘付け。

なんか色々…ギターみたいな奏方もいっぱいあるんですね!
江戸時代からのJ-POPです。
ロックみたいなのもあれば、バラードみたいなのもある。
ロックンロールな「英執着獅子」やファンキーPOPな「喜撰」も好きだけど、今回一番気に入ったのは「巽八景」って曲ですね。
すごくきれいなメロディーでした。

唄2人・三味線2人の演奏から、総勢約40人の演奏まで。
圧倒されっぱなしでした。

興味を持ったものに、こうやって接することができる。
こういった、【普段の生活では入口がどこかも分からない世界】へ誘ってくださる知り合いに本当に感謝です。(そして私は周囲の友人を引きずりこもうとする)

***
楽屋訪問して、知人のお師匠さんにご挨拶する機会がありました。
ホンマに近く三味線を習い始めるかもしれん。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東京見物記#10

■江戸東京博物館


東京の電車は分からん!
あちこち旅行経験はあるし、そのほとんどの計画は自分でしてるし、地図を読むことも(それなりに)できる自負はあるんだけど…
地下鉄と地上路線の路線図は別々に表示されてるし、乗り換え案内も分かりにくいし。
もー諦めが入っちゃって、浅草から両国へ移動するのに案内コーナー(外国人向けのボランティアさん)を堂々と利用したった☆
なんだか便利な乗換駅を教えてもらって移動完了。

江戸東京博物館。
一度、来てみたかったんです。
【江戸】ってのの常識がもう少しあれば、もっと楽しめるんじゃないかと思う機会が多かったので。

新しいタイプの博物館ですね。
簡単にいえば参加型。
模型やジオラマを多様して、実際に体験(持ったり、乗ったり)できるコーナーも豊富。
おしゃべり歓迎・基本写真OK。
……こーゆー博物館って楽しいんだけど、一人じっくり考えながらみたい私のような人間には向かないんですよね。見て回るうちに寂しくなるし、本物が見たくなる。
駆け足だったとゆーのもあって、ちょっと期待外れだったなぁ。。。


***
特別展で『北斎―ヨーロッパを魅了した江戸の絵師―』をやってました。
駆け足ながらこちらも見学。
作品も人もすごい量だったのでじっくりは見ていませんが…
この人の作品はいつ見てもヘンだ。
「冨嶽三十六景」だとか「東海道五十三次」だとか、フレーミングの上手さで圧倒してくるのもありますが、
とにかくなんかヘンだ。
それが素敵でもありますけどね。(それを受け入れてる江戸市民はもっと素敵☆)

さて、出口手前にあった「踊独稽古」。
踊りの振り付けを絵で図解しながら説明している本です。
これが、どこかで見たことあるなぁと思ったら……
1月松竹座で見て「よく分からない」と感想を書いた『三社祭(善玉悪玉)』だ!
北斎センセイに笑われているような、因縁を感じましたね。柄にもなく。
まだまだ知らないことはたくさんあるな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

陶器・若冲・刀・クレープ

陶器・若冲・刀・クレープ
70ちゃんをデートに誘っちゃった!
結構勇気を振り絞りましたょ。。。

【京都国立博物館】
特別展⇒憧れのヨーロッパ陶磁
小特集⇒若冲を愉しむ
特別陳列⇒社寺伝来の名刀

一番の目的は若冲ですね。
でも先ずはとりあえず特別展から。
鎖国時代に僅かに出回ったから大切にされてたみたいだけど、大量生産されたお皿…プリントだから縁絵がはみ出てたり一周繋がってなかったり。
ォィォィってのがたくさんならんでいます。
でも第二展示室くらいから段々「いい仕事」なものが出てきてこちらも気合いが入ってきます。
そして登場する
『瑠璃地花瓶(セーブル)』
隣には数倍大きな同じセーブルの、緻密な絵が描かれた壷なんかが並んでいますが、それでもこっち!
高さ30㌢くらいの小さな花瓶です。
深い深い紺、これが瑠璃色なんだと思います。
一色。
吸い込まれそうなきれいさでした。
カラーとか、金魚草とか、白い花を飾りたい。

あまり興味のない分野でしたけど、綺麗だった〜。
そして、感想を言い合いながら見て回るって楽しいね!!
ホント楽しい!!!

昼食の後はメインイベントの若冲★
二人とも惚れ込んでいるだけに……声が出ない。
ほぼ黙ったまま作品の前を行ったり来たり・立ち止まったり・後ろへ下がったり・近付いたり。
この人はどうしてこんな絵が描けたんだろう。本当にすごい人です。

今回初めて見た『雪梅雄鶏図(両足院蔵)』
若冲がたくさん描いた鶏の絵の一つです。
もう細かいんだ! 尾羽の中の筋の1本1本まで、その1本の色のグラデーションとか、質感とか…
鶏もそうですが、背景の梅や山茶花も同じように書き込まれています。
尾羽と尾羽の間の数㍉に見える背景ももちろん書き込まれています。
それが邪魔しあっていない。
それがすごい!

社寺伝来の名刀では、社寺伝来だけあって奉納された太刀がほとんど。
それを見て、私は実戦で使用されたような刀・太刀が好きなんだって初めて自覚。

アルションでクレープティータイムして帰ってきました。
目も口も満腹です。
ホンマホンマ楽しかった★★

70ちゃん。も、もしよかったらまた付き合って下さい…!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

東京見物記#2

■東京国立博物館②

平成館から本館へは連絡通路で繋がってました。明るくって近代的な造り。
本館はこれぞ博物館って建物。『美女と野獣』のお城みたい。
本館の正面ではなく脇から入って行くことになります。
展示室を次々(っても展示品見ながらだから時間はかかる)通り抜けて行きますが、端っこだけあって改修前=ベルがやってきてすぐの野獣の城みたいに薄暗い。。。
いや、でも展示品はスゴイのよ! そこここに重文・国宝。ずっと見てみたかった名刀「大般若」にあんまりあっさり対面してしまってびっくりしました。ふつーにガラスケースの中に、他の日本刀と並んでるし。作品解説も名刺大のカードがあるだけやしっ。

いくつかの展示室を通り抜けた所に休憩所ってゆーか控の間みたいなスペースがあります。
壁のモザイクも、ドアの木彫もとても綺麗。
テラスに面するガラス戸も、窓枠というよりお伽話にでてきそうな鏡の縁みたいな凝った木彫でガラス周囲が飾られています。
そのガラス越しに見えるのは日本庭園の池(まだ凍ってる)と築山…このコントラストが最高★

一旦本館を出て昼食を兼ねて東洋館へ。
あんまり興味津々の分野でもないし、展示方法が昔からよくあるタイプで面白みにも欠けがちだったからここはかなり駆け足。(エジプトコーナーでミイラと対面⇒エジプトって東洋なのか!?)

また本館へ戻る。
企画展示で日本の美術の歴史を並べるようなことをしてました。
縄文時代の土器(教科書で見た土偶やら銅鐸も)から始まって、いろいろおもしろい。
展示室も改修が終わってて、ベルと野獣がダンスしそうなきれいさになってます。
メインとなる国宝室は期間によって展示品が代わるらしく、今は雪舟の『秋冬山水図』だけが教室大の部屋に飾られていました。
めっちゃくちゃ有名な作品。直に見ることができるのが楽しみでした。
……予想よりはるかに小さい!
B4くらい? 秋図が右側に、冬図が左側。
近付いて覗き込む。5㍍くらい離れた所にあるソファに座って眺める。
何百㍍、何㌔㍍向こうが見えるという物凄い奥行きで、吸い込まれそうにも、突き飛ばされそうにも感じるすごいパワーでした★

この企画展示を見終わったくらいまでちょうど時間切れ。
後ろ髪を引かれながら博物館を後にしました。

いやー、ちょっと無理してでも来てよかった!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

東京見物記#1

■東京国立博物館

国立博物館友の会ってのに5年以上入っています。
年会費3000円で特別展(入場料1000〜1500円くらい)に6回、平常展なら無制限に入れます。
これで損をしたことがない。ってゆーか、期限内に7回目の特別展があって早めの更新をすることもある。
そのくらい、博物館好きです。

で、東京国立博物館です。
たぶん、小学生の頃に1度来たことがあると思う…ずっと来たかったんだ!

さすが首都にあるだけあって、規模がデカイ。
奈良も京都も本館と新館くらいなのに、東京は大きな建物だけで4つ。
どう頑張っても5時間しか取れなかったから、泣く泣く建物1つは見るのを断念しました。。。
先ずは平成館で開催中の「宮廷のみやび 近衛家1000年の名宝」展から。
関白さまの直筆日記、見たことありますか? ってコピーでしたが…あるよ。って軽く答えてしまうヤな客です。
やっぱりこーゆーのは地の利で、京都や奈良の国立博物館でいろいろ見てますから。
だから、中心が江戸に移ってからのほうが興味深かったです。
武家と公家の橋渡しをした近衛家。この辺りの歴史知識がもうちょっとあれば、もっと楽しめたんだろうなぁ…どうも今年の宿題みたいです。

で、近衛家歴代当主(中臣鎌足から始まって、連綿と全員の生没年が分かっているのがスゴイ)の中に家熈という、めちゃめちゃセンスのいい人がいたそうです。
この人が選んだ表具(掛け軸の絵以外の部分ね。普通は地味ぃなトコ)は刺繍で龍やら鳥やら花やら…めっちゃ綺麗。それでいて中央の書の邪魔を一切してない。
すさまじいセンスでした。
またこの人はめちゃくちゃ字の上手い人だったそうです。
数多くの書が展示されてましたが、一番気に入ったのは「隷書心経」。
隷書って、もともとスキな書体です。(実は小学生から大学生まで書道というか、習字をやってました。あ、でも楷書や仮名書きみたいな実用なのは苦手で、隷書みたいな見た目重視の文字を書くのがスキだったんです⇒日常悪筆の言い訳)
しかし、カッコイイ。
これをお手本に書いてみたいなぁと心底思いました。

平成館回るだけで2時間。
この時点で全て回るのは諦めました。
博物館のご利用は計画的に★

| | コメント (0) | トラックバック (1)

BIOMBO 屏風日本の美

BIOMBO 屏風日本の美
大阪市立美術館へ行ってきました。
時間があるから動物園もついでに…と思って来ると、いつも天気が下り坂。。。

屏風です。
あの、婚約会見とかの時、席の後ろに立てられてるキンピカのやつね。
今私たちがそーやって目にするのは無地のものが多いけど、12世紀頃に屏風が使われ始めて、そして1双づつに分かれていた絵が全面繋がった頃、屏風絵ってのは美術絵画として日本人の度肝も抜くスケールだったんじゃないかな。
しかも、襖絵と違って持ち運べて、畳んだ状態から徐々に広げていく…
その感動ってすごかったろうなぁ。。。

で、屏風の歴史や使われ方の資料・海外へ輸出した(幕府が相手国へ贈った)ものが展示されてました。
興味を引いたのは3つ。

①白屏風
古典文学や絵物語を見ると、出産の時には調度(家具)や衣服を全て白にすると、よく出てきます。
でも白一色って…なんだか味気ない。あれだけデザインや色の濃淡にこだわる文化です。死装束みたいなのっぺらな白じゃなかったんじゃないかなぁ、そう疑問に思っていました。
今回展示されていたのは、現存する2点の中の1つ。
淡いベージュ(これも元はもっと白っぽかったんじゃないかな)に白い絵の具で松と竹と鶴と亀という超メデタイ絵が描かれています。
同時に展示されてる絵をよく見たら、白い着物にも(織か刺繍か分からないけど)模様はたくさんありました。
自分の想像が当たってて、うれしい☆

②四天王寺住吉大社図屏風

以前、洛中洛外図屏風を見てもそれほどの感動を受けなかったのは、京都にそこまで詳しくないからだと思う。(描かれている祇園祭を実際見たこともないし)

でも、この屏風に描かれている場所はよく知ってる!

四天王寺はこの夏、まさに描かれている五重塔の下(これも描かれている灯篭の横)で映画の野外上映を見たし

住吉大社(すみよっさん、と呼ぶほうが慣れてる)はまさに地元。(あ、実際家からはちょっと離れてはいるけど、市内なんで)

境内の様子、今と変わりないなぁ

なんて。。。

知っている場所の何百年前の姿が描かれていて、そこに現在とのつながりを見出せるってホント楽しいですね★

③墨梅図屏風・野馬図屏風・墨松図屏風

江戸末期、オランダから蒸気船を貰い、そのお礼に幕府がオランダへ送った屏風10隻(屏風の単位は隻;セキね。折りたたみ1枚が双;ソウ。普通は1双・2双と言うけど、今回の展覧会の音声ガイドでは『パネル』って言ってた。分かりやすいけど、衝撃でした…!)の内の3つ。

当時最高の絵師を集めて、金に糸目をつけずに描かせたもの、だと思う。

そしてそれを贈られたオランダも、大切に保存していたようで、傷みや退色はほとんどなし。

色鮮やかで、ものすごい迫力で……

でも、その中で挙げた3つは金地に墨一色で描かれている屏風です。

水墨画の濃淡ではなく、線の太さ・筆の勢いで遠近を表現しているような。

全体を見渡すために3~5㍍離れてみても、細部を見るためにガラスぎりぎりまで近づいても、迫力に圧倒される素晴らしい絵でした★☆

特にオランダから里帰りしたシリーズを見て思ったのですが

千利休以後、【わびさび】の文化が席巻して、私たちの頭には【古い文化=わびさび】という式が成り立ちがちです。

今、見ることのできる建物や作品は、どれも時代を経て色あせ、くすんでいますし。

でも、寺院などはもともと白と赤と金色が基調でピカピカに輝いていたんですし、私たちの想像がはるかに及ばないほど、古き時代の日本は色鮮やかだったんではないでしょうか。

ハイビジョンテレビや映画館で見る映像よりも、さらに鮮やかな(地が金だからってのもある)絵画が目の前に広がって、自分の歴史認識を新たにしました。。。

***あー……小論文みたいになっちゃった。お付き合い頂き(辛抱して読んでくれて)ありがとうございます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

●●で免疫力アップ

●●で免疫力アップ
培養を重ねてかなり凶悪化した風邪菌を昨日吸い込んでしまったように思うのです。
気合いを入れてないとかなりフラフラ。
でもまだ大丈夫。

いただきもののチケットで、漫談と落語を聞きに会社から家とは正反対の場所へ。
吹田メイシアターで【吉田ジョージ&林家染太 二人のビッグショー 落語とお天気漫談の夕べ】を聞いて(見て)きました。

生で落語を聞くのは2・3年振り。
座布団に座って一人喋るだけで、何人も・いろんな動きを表すってすごい芸ですね。
初めて英語落語も聞けたし!

(ローカル局の)お天気おにーさんの漫談もなかなかおもしろかったです。
すべるとこも、つっこむところも温かい。大阪で育ってよかったと思う瞬間ですね。


***写真は会場で、(ギリギリだったから)私一人を両手広げて迎えてくれたサンテレビのキャラ(だと思う)です。
放送いつかはしらないけど、全プレでもらったバナナケースを振ってる私も写ってるかもね(爆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

洗脳されてる…

先月、こんぴらさんで刀展を見たとき。
刀剣協会の解説員(おっちゃん)に捕まって、ずーーーっと解説を聞きながら見て回りました。
ってか、そんなに時間かけて見るつもりじゃなかったのね。「あ、なんかやってる」くらいの勢いで入って、その後はうどん屋にいくつもりだったから…正直、参ったなぁと思いながらアツク語ってくれるのを聞いて(聞き流して)いたんです。

それから一ヶ月。
折りに触れて(時代劇DVDとか大河ドラマとかお芝居とか見るんで)おっちゃんの話を思い出す。
……めっちゃ納得! おもしろい!!
録音するか、メモを取りながら聞けばよかった。。。

京都国立博物館では、新館の平常展で必ず一室は日本刀の展示があります。
今回も国宝1振り・重要文化財3振りを含む数々が展示されていました。
ごっつかぶりつきで見入ってしまった…!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

京都の実力

いつもの出勤と同じ時間に起きて京都国立博物館へ。

今日は『狩野永徳展』だっ。

Kyouhaku_kanoh_2

日本画を見に行って「狩野派」という言葉を見聞きしないことはまずない、そんな一大勢力。

イメージとしては精密にして豪快・キンキラキン。

生まれ持っての天邪鬼精神で、本流より傍流が好み。そんな画家の展覧会へ行くと「狩野派を学ぶもその後に…」みたいな否定形で語られることが多いです。

本流も見てやろうじゃないの。そんなつもりで見に行きました。

イメージ通りの作品が並んでいるけれど、嫌な感じじゃない。

超有名な「洛中洛外図屏風」は人が多すぎたのと京都市内にあまり詳しくないのもあって(永徳が若い頃の作品だというのもあるかな)、そんなに圧倒されたりしなかったけれど、

「唐獅子図」

先ず、なにより、デカイ!!!

最低でも2㍍くらい離れないと全体を見ることができない。

それでいて細部まで繊細に書き込まれている。

ゾッと寒気のする作品でした。

平常展も楽しんだ後で、七条から三条へ移動。

京都文化博物館で『トプカプ宮殿の至宝展』も。

こちらもまぁキラキラピカピカでした。。。

ダイヤもサファイアもルビーもエメラルドも、そんなに価値のあるものには見えなくなっちゃったくらい。

絶対権力を持つ専制君主の国・オスマン帝国。

でも、イメージする西洋の国々の王国とは違うんですよね。

イスラム教の国だから。イスラムって根本的に考え方が違うのかな、と思っていたんですが、ある一定の平等主義だとか、部分によってはキリスト教より共感できたりして。

ガラス越しでもいいから、様々な文化と触れていきたいですね。

この2日、年代も国も色々なものをたくさん見ました。

芸術の秋DAYSとこっそり名付けた2連休。

満足じゃ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

奈良の底力

混雑を避けるために朝7時に家を出て正倉院展へ。

続けて隣の興福寺で秘仏開帳を観覧。

あまりに天気がよかったので、そのまま百毫寺へ向かいました。

市街地から少し離れた山の上。

細い細い道を(迷いながら)進んで見つけました。

Byakugouji

小さなお寺です。

本堂と宝堂と御影堂。

歴史はありますが、人影もなく、とても静かです。

本堂を参ると、江戸時代に建立されたという建物には傷みも見られ、また端々には現在の生活感まで感じられるような…アットホームというべきか…

でも、宝堂へ(自分で電気をつけて)入った途端、圧倒されます。

居並ぶ

【阿弥陀如来坐像】【地蔵菩薩立像】【伝・文殊菩薩坐像】【閻魔王坐像】【太山王坐像】【司命司録像】【輿正菩薩叡尊坐像】

すべて重要文化財。

そのランク付けに圧倒されるのではなくて、それぞれの像の存在感に圧倒されます。

宝堂でも本堂でも、それぞれの仏像の前には仏具が置いてあります。

香炉や合子…装飾の程度こそ違え、同じかたちの物を奈良国立博物館・正倉院展で見た!

奈良の底力を見せ付けられました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

神戸

前に夜勤さんのLiveを見に来て以来…日がある内に来るのは久しぶりですね。

先ずは神戸市立博物館で『インカ・マヤ・アステカ展』
ついこの間、インカについての展示を見たばかり。
でも中南米の文明ってすごく気になる。
同じモンゴロイドがずっとずっと昔に歩いて南米までたどり着いて作り上げた文化。
どこか身の回りにあるものと似通った点が感じられていつも不思議に楽しいのです。

今回のチケットやポスターは翡翠の仮面でちょっと不気味なかんじ。でも展示されていた土器の絵や石に刻まれた絵はとってもポップ!
「こっちを使った方がめちゃくちゃデザインいいし、魅力的やのに」と並んで見てたカップルの言葉に思わず同意(その他はうるさ過ぎて辟易しました)。

人間をいけにえに捧げる習慣のある文化。
いけにえの胸の上で火を起こし、その火を焚火にしていけにえの心臓を焼くそうです。
その儀式を司る神像の手の構え…右手は開いて正面へ向け、左手は軽く握っています。。。仏像との共通点を見出だしてしまうのは行き過ぎでしょうか?

今回も興味を掻き立ててくれる展覧会でした☆

そして、本日のメインイベント!
会社の先輩が出演する『洋舞フェスティバル』

バレエを見るのは…高校生以来かな。
それも群舞となると初めて!
どんな振り付け・衣装かとゆーのはちょこちょこ聞いていましたが、全く想像のつかなかった世界。

舞台装置は何一つなく、照明も限りなくシンプルな演出。
音楽とダンスで物語が見えてくる。
40人近くが入れ代わりに、そして一斉に踊る迫力。
すごい……!

しかし、バレエってすごい肉体労働(?)ですね。
無理でしょっ! て体勢をラクラク、しかも美しく、早く行うんですから。
ホントに私も同種の人間かしら、と感じました。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『憑神』

今月も見てしまった…
チケット代で困窮してるのは周知の事実なのに。
でもやっぱ、生でお芝居を見るって最高に楽しいですっ。

今回は、原作読んでない・映画見ていない。予備知識は、チラシと先日新聞に載ってた舞台評だけ。
それだけにワクワクしてました。

幕末、徳川幕府が今まさに消えようとしているとき。
貧乏神・疫病神・死神にとり憑かれた武士が、自分を武士道を見つけていく物語。
主役が橋之助さん。(現在、我が家では10年前の大河ドラマ『毛利元就』をレンタルで見返してて、橋之助さん流行中)

舞台には盆(回り舞台)が2つ!?
場面転回がすごくスピーディー。追っ掛けてると目が回りそう。。。
「テンション高いねぇ」という台詞やら、過去を「ではVTRでご覧下さい」とミニコントのように見せたりやら、先月同じ劇場で見た『蝉しぐれ』とは同じ歌舞伎役者主役・時代劇でも対極にありそうでした。

明日が千秋楽。
疲れてるのかなぁ、台詞噛んでしまったり、殺陣で出てきた敵兵の一人が盛大に転倒したり。
でも勢いがすごくすごくあって、楽しかった。

カーテンコールを終えてロビーに出たら、【お芝居は初めて】って感じの女の子3人組が「楽しかった〜!」って叫んでました。
ちょっと、嬉しかったりして。(同世代でこの趣味を分かってくれる人がもっと増えるといいな…)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一夜明けて

Torii

◆こんぴらツーリング#9

快晴と鳥居と階段が向かえてくれています。

8時から登り始めたら、前も後ろも誰もいなくて、最高に気持ちいい!(まだまだ余裕)

元気に山門に到着しましたが、ここで名物の甘酒屋さんはまだ準備中…まぁ飲まないけどね。

書院前で追いついた母娘とビミョーな距離を保って登っていきます。

昨夜、神輿の前後を照らした松明の燃えカスがそこここに落ちています。

本宮前の階段は強烈!

あまりの傾斜に上が見えない。。。

それでもようやく上りきって本宮。

見下ろす町並。美しい景色。

一旦、書院まで降りて【金刀比羅宮 書院の美】を鑑賞。

応挙の襖絵。本来なら廊下からガラス越しに見るものですが、特別展なので部屋の中に入れてくれます。

絵からの距離、30㌢。

迫力が違う。

そして、何より若冲!!!

これを見に来たんですっ。

先ずは外された襖2枚が飾られていました。

金地(後世に金粉を吹き付けた)に等間隔で描かれた様々な花々。

正面に正座して、見とれてしまいました。

地元の方々が案内係をしているのですが、あんまり熱心に見ていたし、他に人もいなかったので特別に襖の近くまで入らせてもらいました! 若冲の絵が私から20㌢にも満たない場所に!!!!!

うながされて次の部屋へ行くと、今度は六畳間の三方が同じく若冲の花の絵で埋められています。(さっきの襖2枚でこの部屋の四方が囲まれる)

斬新で、でもリズム感があって。

圧迫されそうな絵ですが、よく見ると赤い花は正面中央からだんだん外へ・上へ広がるように描かれていて、開放感があります。

厳密に計算されているんだなぁ。。。またまた感動。

階段でカクカクになっていた膝で、1時間くらい正座しちゃったもんだから、かなり歩き方が怪しくなりました。

続いての間は、現在作成中の襖絵。

田窪先生の椿の絵が、勢いよく描かれています。

若冲もこんな風に描いていたのかなぁ…

ついで、といってはなんですが、隣の建物で【こんぴらさんの刀展】をやっていたので入ってみました。

博物館なんかで見る日本刀はガラスケースの向こう、刀立てに置かれていて、美しさを感じますがなんだかとっつきにくいイメージでした。

この展覧会では、視線の高さくらいの壁にアクリルケースを設置して、その中に数本づつの日本刀を展示していました。

だから正面だけでなく、上からも下からも覗き込むことができます。分厚いんだ。

「重そう」

日本刀の重量感、迫力、そういったものを初めて実感しました。

そして、刀剣協会(?)の方がつきっきりで色々解説をしてくださいました。

波紋・ニエ・冴え冴え…日本刀を表すときにつかう表現の中身を教えて頂いて、ほんとに楽しかった!

ここまでこの展覧会で時間を使う予定ではなかったのですが、こんぴらさんは芸術の山として私にとても優しかった。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ハイセンス!!#2

今回、唯一立像で展示されていた

四天王立像「増長天」(京都・浄瑠璃寺)

『〜絵画』展だから、よく残っている彩色を見るべきなんだろーけど…

天井からのスポットライトでできた光背(後ろの飾り)の炎の影があまりにかっこよくて、像の後ろ側に回り込みました。
ガラスで遮られてなく、30㌢くらいの近さでまじまじと見ることができます。
光背は中央に円があって、そこに交差する一鈷と三鈷(っても分からないよね…密教用具で、槍の刃先みたいなのが両側についてて(一鈷は1つづつ・三鈷は3つづつ)、それが手持ちサイズくらいになってるの)、そしてそれを囲む炎。
特撮とかアニメとかで変身!する時にバックにでてきそうなイメージ。

すべて透かし彫りで、裏面には彩色がありません。
光を通して見える【形】だけ。

その格好良さといったら…☆☆☆
これが造形美ってヤツじゃないの!? きっとそうだ!

厭味なほどハイセンスな展覧会でした。
楽しかった!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ハイセンス!!

奈良国立博物館へ『美麗 院政期の絵画』を見に行ってきました。

Birei

予定では【奈良国立博物館⇒奈良市立写真美術館⇒百毫寺】だったんですが…

博物館特別展の内容が、あまりにハイセンス☆で、見入ってしまい時間切れ。

行こうと思えば、美術館かお寺のどちらかへは行けたんですが、私自身の容量をオーバーしていたので、やめてまっすぐ帰宅しました。

貴族文化が成熟して、美意識が確立した。

そんな時代の、主に絵画が展示されていました。

大きなものは縦3㍍・横2㍍くらいもあったのですが、その細部に至るまで描きこまれています。

ただ単に緻密なのではなく、衣装の模様の小さな部分にも【美意識】が働いているのが分かるんです!

絵画だけでなく、文字(経文)も美しい。

仮名や漢字も、ですが、料紙(用紙)がっ!!!

紺色の紙に金や銀で文字や絵を書く。これは他の展覧会でも見ていました。(超クール)

金銀を散らした紙に文字や絵を書く。これは結構メジャーですよね。これでもベースの色がだんだん変わっていたりしてイメージを変えていたりします。金銀の粒の大きさも意図的に変えているのが分かります。(雅なカンジ)

彩色までした絵がきちんと描かれている上に、文字が書かれています。これは初めて見た。現代の装丁なんかに通じるものがありそうですね。(ポップなイメージ)

そして。今回一番ショックを受けた料紙!!!

ある僧侶が亡くなって、その僧侶が生前書いた手紙や歌集の用紙に金で経文を書いている。

上皇と相談しながら、新たな絵巻を作成していたが、その途中で上皇がなくなってしまったので、絵巻の下絵の上に経文を書いている…!

反古紙を使っているというイメージではなく、見た目の美しさまで計算している。

この、ハイセンスには参りました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コトバはコトダマになる

「時代劇じゃないお芝居をみたい…」なんてかんたんに書いたら、見に行く機会ができました。

今年初めに職場から旅立って行った人が、大阪でお芝居をすると誘ってくれたんです!
小さなハコ、こーゆーお芝居、兄貴がやってた20年くらい前は何度も見に行ってたなぁ…なんて懐かしくなってました。

サスペンスなストーリー。

「理事長が…血まみれで、ちんでる!」…じゃなくて「死んでる!」
血の付いたナイフを持った4人。
フラッシュバック的に出てくる謎の美女(←友人)。

……多分、あの人が犯人で、しかも謎の美女の弟だな。きっと多分もしかして、理事長生きてるかな。
客席での推理が当たって、【ちん】でたはずの悪徳理事長が飛び込んできて暗転。
終演の拍手をしよーとしたんですが、もう一場面あった!
騙した二人の語らいがあって、ドロドロの復讐譚(ボケボケ付き)を爽やかにしめてました。

楽しかった!
途中、吹き出しそうになるのを耐えて(できれば声に出して笑いたかったけど、静かな客席だったんでf^_^;)、引き込まれて推理して、予測しなかった部分にホッコリして。

直に見る・雰囲気に乗る、ってゆーのは規模の大小に関わらず、とても楽しいですね。

| | コメント (0)

不覚をとりました

京都文化博物館。

不覚をとりました

たぶん3回目です。
今まではいつも三条から歩いてました。
今日は四条から歩いてみたら…分館はこんな【重要文化財】だったのね!
表のレンガ造りもですが、入ってすぐのホールの天井が、木の温もりにあふれててすごいよかった!!(残念ながらケイタイでの写真撮影は不可だそうです。次はカメラ持っていこ)

実に不覚をとってました。

『ナスカ展 ~地上絵の創造者たち』を見に行ったんです。
テレビでは何度も見ていましたが、ナスカの文化を直接見るのは初めて。
地上絵よりも、壷なんかに描かれた人物や動物や神!
象徴化されているのに、ものすごく生き生きしてる。
厳しい砂漠っていう世界に活きていたはずなのに、生命力が溢れてました。

絵の説明で、やたら【首級(トロフィー)】って言葉が出てくると思ってたら、後半でほんとに頭蓋骨が展示されてました…戦士な文化でもあったのね。
前に見たエジプトとは違って、一度凍ってから乾燥したミイラとかも展示されていて、子供のミイラと目があいました。(眼球も残ってた)

1100円(前売価格)でいーもの見ました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

隣…

隣…
プラネタリウムのある市立科学博物館。
の、隣にある国立国際美術館の方へ入っちゃいました。

企画展が今日までだったんだもーん。
『ロシア皇帝の至宝展』
ロシアって…自分の知識の空白地帯なんですよね。
文化も歴史も、これがロシア的! ってのがクリアに思い浮かばない。

展覧会を見て…さらに悩みが深まったかも。。。
イスラム的な葱坊主屋根つきの塔・カトリックより更に装飾的な教会・花の図柄に感じるアジア・端々に顔を見せるヨーロッパ・たまーに見えるギリシャ……

領土が広いって大変だなぁ、と思ってしまった(-.-;)
とにかく…キンキラピカピカなイメージがつきました。
これがロシア! とはまだよー言いませんが。

解決した事が1つ。
他の展覧会や本なんかでも見ていた【皇帝のマント】にある模様⇒白い毛皮の縁取りの中に黒いブチがある。
これは何だろうとずっと疑問だったのが、実物(長さ5㍍!)を見て分かりました。
あの毛皮は、皇帝の権威を表すオコジョの毛皮だそうです。
で、黒い部分はよく見ると立体的に浮き上がった部分の先端にあります。
あれは尻尾の先ですね!

理解すると同時に、その膨大な数にクラッとしてしまいました。
オコジョやフェレットをペットで飼ってる人は、ロシア展を見るとき注意して!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『蝉しぐれ』

『蝉しぐれ』
愛之助さん主演・座頭で、松竹座での1ヶ月公演。
正直に言ってしまうと、見に行く予定もつもりもなかったんです。だって原作読んでるし、映画も見てるし。
でもね、色々あるんですよ。
それに、知り合いの方の息子さん(歌舞伎役者)が、かなりいい役をもらったとゆー話も聞いたので、それではって事になりました。

チケットを買ったのは5日前。
それでも「3階席」って窓口で言ったら、埋まってたの5席くらいだった…ので【3階席1列目23番】狙いの席を取りました。

マジ心配してたんです。
いくらなんでもガラガラすぎると、辛いってゆーかなんとゆーか…
行ってみると3階席は六分目くらい、他はそこそこ埋まってました。(後援会パワーってすごい(゜_゜)

粗筋は……いい小説なんで読んでください。藤沢周平『蝉しぐれ』です。できればシリーズで読んで!

ラブリン登場は15歳の役です。
実年齢は35歳。
うーん。。。15歳に見える。役者ってすごい。
オペラグラスでまじまじ見てると一つ発見。
若いときと年取ってからでは正座の足の組み方が違うんですね! そんな細かい所で年齢の見え方が違うんだ。

成就しない恋の物語。(大立ち回り付き)
周りで号泣するおばちゃま続出!
私は主役の女性(相田翔子さん)の強さにスキッとしてました…年代における恋愛観の違いか?
ラブリンにかっこ良すぎる感まで思ってしまったしなぁ。

歌舞伎じゃないお芝居を見たのは2月以来かな。
あ、それも時代劇(?)だったなぁ。
現代か未来が舞台のお芝居も見たくなりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

甲部歌舞練場

今度は祇園の真ん中。
舞妓さん・芸妓さんいっぱいの所へ、普段着の足元をとりあえずスニーカーからヒールに代えて行ってきました。

『双寿会』っていう、またまた日舞の会です。
今回の会場は建物自体が確か重要文化財。
偉容っていう感じ。

花見小路を歩いて行きましたが、通りに雰囲気はあるけど、なんだか観光地化されすぎてるようで、【祇園】を特に意識もしなかったんですが…甲部歌舞練場
駐車場を抜けて歌舞練場の正面に立つと圧倒されてしまいました。

中に入るとガラス張りにはなっていますが、縁側とか渡り廊下だとか軒にならぶ提灯だとか中庭だとか、歌舞伎の舞台セットで見たことある! って江戸時代にタイムスリップしたみたいでした。
(ちょうど私が会場入りした時間からしばらくは、「ハッピャクキュウジュウサン」関係の方が多くて、そのお着物は何百万ですかっ!?って人がわらわらいて、参りました)
でも、クーラーはガンガン利いてるし、トイレはウォシュレット付きの新しいものだったし、【歌舞練場】として現役なんだなという感じでした。

日舞については…まだ感想を語れるほど分かりません。
ただ、後半から行ったからというのもあるでしょうが、前回行った「一の会」より上手な人が多かったように思いました。
「一の会」でラブリンが踊った『鏡獅子』を、今回は会主の娘さんが踊りました。
聞く所によると、私の2つ年下。
…すごい。
女の形で踊っているときもそうでしたが、獅子の精に扮して雄壮に毛を振り回しているときに、努力とか覚悟とか、私にはないものをたたき付けられたように感じました。

で。
最後は会主とラブリンの『二人椀久』
……愛之助さん……あなたは今日が初日で主役(座頭)の一ヶ月公演『蝉しぐれ』が始まったばかりじゃないですか。1度目の公演を終えてすぐに松竹座から京都へ移動して、別の舞踊をやるって…どんなスケジュールやねん。。。

松島大夫(遊女:花柳双さん)にいれこんで豪遊していた椀屋久兵衛(ラブリン)は、遊びすぎ! と座敷牢へ閉じ込められますが、大夫が恋しいあまりに狂乱してフラフラ外へ出ていく。そこで大夫の幻を見て…というストーリー。

口が微妙に開いて、ぼやーっとした表情で花道からフラフラと出てくるラブリン。こーゆー時のラブリンはかなりすき。
幻の大夫が現れて二人で踊るのですが、とても幻想的できれいでした。
そして大夫は奈落へゆっくりと回りながら降りて消えて行きます。
目が覚めたラブリンは、初めに自分の羽織りを掛けた松の枝に、羽織りの代わりに掛かっている大夫の打掛を手に取り、大夫を探して松の周りを歩きます。
松の向こう側から出て来た時には手にした打掛が羽織りに変わっている…
すごい単純なんですが、今のがラブリンの夢・幻だったんだというのが表現されていて、見事でした。

相変わらず三味線に聞き惚れましたし…(三味線は弾いているとバチが当たる部分の糸が痛むので、下へ糸を引っ張ってずらすそうです。下部に後れ毛みたいに糸が出た三味線はドキッとするほど艶っぽく見えました)

今日も、今まで知らなかったいいものを見せてもらいました。

| | コメント (7)

昨日四天王寺の五重塔の下で見た【南インド古典舞踊】

教室を主宰する1人と、その教室の生徒4人、って感じのメンバーでの踊りでした。

一人だけ、動きが違う…!

かなり早いスピードで手足を振っているのに、体の芯がまったくブレないから、とてもゆったりとした動きに見えました。

すごかった。。。

日本舞踊や(会社のそばの広場で見る)ストリートダンスとは全く異なるもの。

見ていて全身にショックを受けるような、すごい踊りでした。

| | コメント (0)

地球交響曲第六番

長兄に呼び出されて仕事が終わるとダッシュで四天王寺へ。
何があるか把握してなかったんですが…

南インド古典舞踊とアフリカの民族楽器の演奏と、映画の上映会でした。

腰痛発生中だったので、おとなしく観客に。(パイプ椅子に座りっぱなし3時間もそれはそれでキツかった…)

舞踊も演奏も映画もよかったんだけど、何にせよ風が止むと暑い!
お茶と団扇がなければ、熱中症で倒れてたと思います。。。日が暮れても侮ってはいけませんね。

地球交響曲第六番上映が終わると同時にライトアップされた五重塔です。
普段は入れない(入らない)場所だったので、兄妹で思いっきりカメラ小僧(古い)してしまいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

先斗町歌舞練場

滅多なことでは行けない場所へ行ったので、建物の感想も…

歌舞練場は三条大橋の近く、先斗町の端にあります。
調べてみたら、できたのは昭和2年らしい…京都だから空襲で燃えてないんですね。

有名なのは都おどりが行われる場所だから。(そういえば『SAYURI』にそれっぽくて全然違うシーンがありましたね)
まったく縁のない場所だけに、すごい興味がありました。

建物はパッと見た目、洋風です。
でもよくみると鬼瓦がのってるらしい。
ロビーの天井はかなり高く、柱なんかには飾りがついています。
「創立120周年」っとかっていいそうな高校の校舎みたい。
でも、和風建築に比べて大作りなのかと思えば、ドアの幅はどれもやたら狭い。
トイレのドアなんて50㎝なかったんじゃないか!?
ちょっと恰幅のいい人なら、通るのに横向きになる必要があるでしょう…

1階席の左右には桟敷席があります。
花道は下手(舞台向かって左側)の桟敷席にくっついているので、花道で演技すると衣装なんかが桟敷席の人に当たってました。

2階席が最大の特徴じゃないかな。
その最前列は枡席、椅子ではなくて座布団を敷き、座る席になっていました!

全体に雄大なイメージで、でもこじんまりしている、そんな感じ。
座席とロビーの間の扉が二重ではなかったり、ロビーの照明がやけにすくなかったり、【レトロ】な雰囲気ですが、それでも重工すぎない優しいホールだと感じました。

冷房があまり効かなくて、汗を拭きながらの鑑賞でしたが、こんなホールもいいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

先斗町歌舞練場

先斗町歌舞練場
ご招待券を頂いて、行ってきました。
『一の会』という日本舞踊の会です。

前回、初めて踊りの会に行った時、その長さを学び、今回は10時スタートでしたが会場着は14時。それでも結局6時間休みなく、しかも立見をしてしまいました…

若さ・妖艶・元気・男勝り、いろんな年代の女性が踊っていましたが、それぞれに表現される魅力が素敵でした。
そして、特別出演で片岡秀太郎さんと愛之助さん、その一門の歌舞伎役者さんも登場。
秀太郎さんは初め【後見】(舞踊る人の小道具受け渡しなどをする人。紋付の着物をきて舞台に出てくる)で出てこられました。
普通、目立たないのが後見なのに、スポットライト当たってたし…でも、ただ座って三つ指ついている姿の美しさにやられてしまいました。
また、きちんと衣装・化粧をして道行を舞われた時は、本当にすごかった。。。
全ての所作が美しい、見とれてしまいました。

そして最後の演目が『初春鏡獅子』
ラブリンは女形で登場!
もうしばらく女形は演じていないはず。前髪(少年)役やバカ殿っぷりは見たことがあるんですが、女形の魅力はまったく違いますね。
きれい!かわいい!!

ラブリン演じる小姓が獅子舞を踊る内に、獅子頭が勝手に動くようになります。
体は座り込んでいるのに、獅子頭だけが猛々しく動く。
動きは単純だけど、本当に右手の獅子頭に乗っとられていくように見えます。
そうして一旦引っ込み、次に出てくる時には獅子の精。勇壮な恰好に変わっています。
見慣れた感じ。
…でも、ラブリンは荒事の雄大な役よりも色悪(大人の魅力たっぷり。真に女の大敵)、さらにそれよりも前髪やバカ殿をしている方が好きだったりします。ファンに怒られるかな?

最後は足元がふらついたのでは、って場面もありました。
そりゃぁお疲れですよね。
ちょっと呆れるくらい今月は【お仕事】してましたから。
でも前半は可愛く・後半は勇壮に、気圧される舞でした。

しかし!
しかし! しかし!!

今回の目的はラブリンでも秀太郎でも、初めての先斗町歌舞練場でも、日本舞踊でもなかったのです。
いぇ、それぞれもの凄く興味はありましたし、見て大満足でしたが…

三味線が聞きたかった。

常磐津・長唄・清元・小唄…
色々な種類の三味線を、これだけ長時間聞くことができる機会を他に知らないので。
今回もまたその音色に圧倒されました。
エレキギターが奏でるロックを聞いているような感覚に陥る圧倒的な演奏。
情緒豊かな合奏。
絶妙のハーモニー。
そして突然のミュート。

これが江戸時代や新しくても明治・大正なんかに作られた曲!!

ますます三味線にはまりそうです。
習ってみようかな…もの凄く心惹かれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

万博公園

随分久しぶりに万博記念公園へ行きました。

あの、忌まわしいジェットコースター事故で全国ニュースが流れ、それからもちろんエキスポランド(遊園地)は営業していません。

でも、今日の目的地はエキスポランドの隣。

自然文化園にある国立民俗学博物館です。

Who 太陽の塔があるのが、自然文化園ね。

民俗学博物館…最近は自らみんぱくなんて名乗って、売り込んでいるようですね。

幼い頃に何度か行って、怖かった。。。

ずらっとお面が並んでいたり、薄暗いなかにマネキンがいたり、動物を食糧にする過程の映像が流れていたりするわけですから。

そんな常設展が今、どう感じるのか興味もあったのですが、今日は特別展『聖地★巡礼』を見に行きました。

展示物はほぼ全て複製。

ひたすら映像です。

全部で3時間半くらいあったでしょうか…これでも多少割愛したんですが。

興味深かったけれど、ランチが予定よりだいぶ遅れて、最後のほうは空腹感との戦いになってしまいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

息を吸え!

京都市 相国寺 承天閣美術館へ若冲展を見に行ってきました。

到着するとまず迎えてくれたのが、待ち時間90分の看板。

致し方なしと並ぶと、今度は口頭で「チケット確認入り口までが60分から80分です。そこから展示場入り口までは更に待ち時間があり、場内での待ち時間も発生します。場内は大変混雑しており、お待ちいただいても十分に作品をご覧いただけない可能性があります」とさらなるお出迎え。

一瞬、出直そうかと思いましたが、そこはぐっと我慢して並ぶことに。

USJかTDLかって感じです。

周囲の平均年齢は40歳くらいこちらの方が高いでしょうが…

実際、チケットもぎりまで1時間ちょっとかかりました。

でも、その頃には達観していて

もう何度も若冲作品は見ているので、今回は120年振りに里帰りをして、本来の33幅がそろった部屋に入ることができるだけでいいや

と思っていました。

Shyukokuji

若冲の作品と出会ったのは…ペットボトルのラベルなどに使用されて話題になる少し前。

偶然、京都国立博物館へある特別展を見に行って、時間があったので常設展示場も見て回ったときでした。

収蔵している若冲作品の内、10点程が展示してあったと思います。

それを見た瞬間に衝撃を受けてしまったのです。

全て水墨画で、今回の動植綵画展のように色彩はなかったのですが…

圧倒的な迫力でガラスなど感じさせないくらいの勢いで迫ってきていました。

その作品の中には野菜涅槃図というものもありました。

本来、涅槃図は釈迦が死ぬ場面であり、中央に横たわる釈迦、周囲にはそれを嘆き悲しむ僧侶や動物たちが描かれています。

それが、中央には籠の中に横たわる大根。

周囲には実をくねらす様々な野菜たち。

一瞬、何を見ているのかわけが分かりませんでした。

ふっと笑いがこみ上げて、そしてすぐ引きました。

見れば見るほど、野菜たちの嘆きの声が聞こえてきそうだったのです。

なんていう人なんだろう、そう思って追いかけるようになりました。

昨年にはプライスコレクションとして、有名になったモザイク画のような屏風も見に行きました。(プライスコレクション展では実は若冲以外の画家の作品にも目を奪われました)

今回の展覧会では、動植綵画だけではなく、襖絵や壁画も展示されていました。

第一展示室で見た壁画。

大きな壁一面の左隅に天井まで届く芭蕉の葉。右上には月。

墨一色で描かれているのですが、迫力がすごく、人並みの中でじっと立ち止まってしまいました。

そして、館内での行列の最後にたどり着いた第二展示室。

かなり大きな部屋の壁3面に、動植綵画と仏画の合わせて33幅が展示されています。

ガラス前には黒山の人だかりがあり、その頭の上、絵の上半分くらいしか見えないのですが、部屋の中央に立ってぐるりと見回すと、ぞっと寒気がして、そして涙がでてきました。

この、迫りくる力。

絵を見て、泣いてしまったのは初めてです。

すごい。

すごい。

すごい。

なぜ、ここまで感動したのが、理由は分かりません。

でも、とにかく、生まれて、生きていて、よかったと思いました。

(作品を前にして、数度過呼吸になってしまい、意識が薄れそうになりました。。。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

踊り

生まれて初めて日本舞踊の会を見に行ってきました。
偶然知り合った方からご招待頂いたのですが、会場についてビックリ。

開場10:30
開演11:00
終演21:00

って…
それも絶え間無く、次々と踊りが披露されていきます。
それぞれに舞台セットも照明も異なり、三味線や唄はすべて生演奏。
とても豪華です。

最近、三味線の音色にとても興味があるので、義大夫・常磐津・長唄・地歌と続けざまに聞くことができ、それぞれの特徴も感じとれました。
残念なことに清元だけ聞き逃してしまった!

舞踊のことはよく分かりませんが、直感だけの「きれい・すごい」と「いまいち?」が周囲の物慣れたご婦人方と一致したのがちょっと嬉しかったりして。
そんな感覚からでいいですよね。
いつか分かる時がくるかも。

歌舞伎も、当初は動きが派手な荒事が好きで、和事はイマイチよく分からない、舞踊は眠い、だったのが、今では和事が大好き、荒事よりも舞踊が好きかも、って状態ですし。


いつ心の窓が開くのか、それが楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

通天閣のふもと

通天閣のふもと
今日は仕事が13時からだったので、朝一で大阪市立美術館へ浮世絵展を見に行ってきました。
昨日とは打って変わって、教科書や記念切手やテレビなどで見たことのある有名な作品のオンパレード!

そのどれも、絵から10㎝くらいまで顔を近付けて初めて分かる細かな部分がいっぱい。
こだわりや美しさに、ショックを受け続けました。

初期の浮世絵は、作品自体が小さいのですが、その小ささでこだわり抜いたアングル・構成・色…
現在のポスター等と比べても斬新だと思います。

ヨーロッパ美術に与えた影響の強さを音声ガイドは力説していました。
この記憶の鮮やかな内に、モネやゴッホを見てみたいな…。

ところで、浮世絵といえば歌舞伎役者絵です。
今の役者絵よりも、江戸時代の浮世絵の方が写実的だと感じたのはなぜでしょうか。
もしかすると、歌舞伎が今よりもずっと一般的で、ブロマイドやポスターや雑誌代わりに浮世絵を見ていた時代だから、求められた写実性が込められているのかも知れませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

あおによし

あおによし
いい天気で、気温も高すぎない。
バイクで走るには最高ですね。

奈良国立博物館と県立美術館をはしごしてきました。
国立博物館では神仏習合展。
先日、京都国立博物館で見た藤原道長展と通じる部分もあり、
最近ちょこちょこと読んでいる『火の鳥』と通じる部分もあり、
いろんなことを考えて、それが【今】に繋がっているということ
興味深く、楽しく見学しました。

県立美術館では上方絵画の底ぢからと題しての展示。
教科書に載っているような絵はなかったですが、狩野派などの系統ごとに展示されていて楽しかったです。
森祖仙という人の猿を描いた絵が印象に残りました。
この絵画展は
明日見に行くつもりの大阪市立美術館と来週見に行くつもりの伊藤若冲展に繋がって行くのでしょうか…

ワクワクしてきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)