いれずみちょうはん、と読みます。
奇偶⇒ちょうはんはともかく、刺青⇒いれずみくらいは変換してほしかったな、
。。。
川へ身投げしたお仲(玉三郎さん)を助けた半太郎(勘三郎さん)。
今まであちこちを売られ渡ってきたお仲は
「男の目的は一つさ」
と、半太郎も体目当てだろうと言いますが、半太郎は財布ごと金を渡して立ち去ろうとする。
自分を助けた半太郎の行動が、純粋に親切心からだったと分かったお仲は半太郎の後を追っていく…
こうして出会った二人が夫婦になって暮らしいたけれど、お仲は病で明日をも知れぬ状態になってしまった。
半太郎はやくざをやめていたけれど、博打だけは止められていなかった。
その半太郎にお仲は
「後生一生のお願い」
と右腕に入れ墨を彫る。
それはサイコロ…
お仲の命が短いのを知って、堪えても流れる涙を流していた半太郎はお仲を抱きしめ治ってくれと頼み、二人して泣いている。
半太郎は苦労をさせたお仲に、せめてもの贅沢をさせようと賭場へ難癖をつけて金を取ろうとするけれど、賭場のやくざたちに散々殴られてしまう。
血まみれでへたりこむ所へ、やくざの親分・政五郎(仁左衛門さん)がやってきて訳を聞く。
「日本一好きなのは女房お仲!」
涙ながらに訳を話す半太郎に政五郎は自分の子分になるように言うが断られる。
「お前、命を賭けろ。俺はこれだ」
と財布を賭けてサイコロ勝負を持ち掛ける。
半太郎は右腕の入れ墨を握りしめ
「これが最後だ。大丈夫だ、二度としねぇ」
と誓ってサイコロを振る。
……勝った!
倒れ込んでしまった半太郎に、政五郎は小判の詰まった財布を置いて立ち去っていく。
よたよたと立ち上がった半太郎。
財布を抱え、躓きながらも愛する女房の元へ駆けていく。
「お仲、待ってろよ。死んじゃだめだぞう!」
***
いい台詞がいっぱいありました。
でも、1番心に残っているのはストーリーを説明する中では出さなくてもいい台詞でした。
お仲と半太郎が出会った場面。
世の中が、特に男がイヤになったお仲が、半太郎も今まで出会った男たちと同じだろうと思い、好きにするがいいとしな垂れかかった時。
半太郎がお仲を叱り付けた台詞。
「娑婆の男を見直せ!」
今まで苦労はしてきただろう・でもお前の通ってきた世界は狭い・もっと世の中を見回せ・いい男だって沢山いる
俺は違う、なんて自分だけを擁護することが全くない台詞。
だからこそ、ついさっき死のうとしていたお仲が、押しかけ女房になるくらい一瞬で惚れ込んだんだろうなぁ。。。
初めの設定の部分でこの台詞に感動して、すんなり設定を受け入れることができたから、1クールの連ドラにでもできそうなストーリーを1時間ちょっとのお芝居にしてすごくアップテンポだったけど、感情移入してついていくことができたんだと思います。
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