『正札附根元草摺』
■當る丑歳 吉例顔見世興行 #6
顔見世の朝一は曽我物に決まっているらしい。
曽我物ってのは、曽我兄弟(兄=十郎・弟=五郎)が父親の仇=工藤祐経を追う敵討ちのストーリー。
冷静な兄、いつでもパワー全開な弟、それぞれの恋人、大いなる敵、兄弟の協力者である小林朝比奈・舞鶴兄妹…
ザ・歌舞伎ってメイク(隈取り)、仰々しい衣装、次々に決めるポーズ(見得)。
華やかで艶やかで、見ていると楽しくなるショー。
これが荒事。
曽我兄弟の仇討ちは、元々史実としてあるらしいけど、あっち(関東)系の話しだし、歌舞伎を見始めるまではよく知りませんでした。
見始めたら見始めたで、「イケメンと美少女のストーリーだから、この主人公は実は曽我兄弟だったってことにしておこう」ってお芝居がけっこうあって(助六もそうだもんなぁ…)、まだ整理できていません。
ま、楽しく見れたらいっか![]()
今回は
お兄ちゃんだけが敵に会いにいった
じゃあ敵討ちのチャンス
すぐに追い掛けて暴れるぞ![]()
って五郎を舞鶴がまだその時じゃないと引き止める、そんな舞踊。
鎧を引っ張り合ったり(舞鶴はすごい怪力)。
敵わないと思ったらお色気作戦に出てみたり。
五郎(愛之助さん)と舞鶴(孝太郎さん)のビミョーな関係が見えておもしろい![]()
***
先日の長唄の会で、この『正札附』を聞いていました。
きれいで楽しい曲だと思っていましたが、ビジュアルがあわさると更にいい感じですね☆
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